犬111♪

〜番外編〜
老犬の介護 

(A寝たきりのとき)
 
さてさて、困ったことにもし愛犬が寝たきりになってしまったらば…
 
まず一番に気にしなければいけないのは、

「床ずれ防止!」!(゜▽゜)b

寝たきりで姿勢を変えることができないと、体重が一点に集中し簡単に床ずれができてしまいます。

それは、いくら下に柔らかい敷物を敷いても避けることはできません。

もし、一度床ずれができてしまえば、なかなか治らない上に、

最悪の場合そこから細菌が入り化膿してしまいます。

ではどうやって防止するのか?

原因を取り除くことが一番。

つまり、体重の分散です。

人間であれば、エアマットなどで定期的に姿勢を変えることのできる介護ベッドもありますが、

犬にはそのようなものはありませんので、まめに姿勢を変えてやったりできれば一番よいです。

しかしながらそれは難しいので、現実的には2〜3時間おきで結構です。

それとあとは、一番荷重のかかる部位を保護してあげてください。

どの犬の場合も、大体床ずれができそうな部位は決まっております。

腿や足の関節辺りです。

私の場合、その部位を取り囲むように、タオルなどをドーナッツ状にし、ふんわりと敷いておきました。

この場合も、そのタオルなどの置く位置は、時間とともに若干ずらして、同じ場所に長時間負担がかからないようにしていました。

ですが、そこら以外の意外な部位にも床ずれはできますので、

たえず体をチェックして、毛の抜け落ちなどでその兆候に気をつけておいて、対処してください。

以下は私の行った方法の簡単な図。

111A.JPG - 11,662BYTES

次は用便です。

寝たきりになり動くことがなくなると、どうしても用便の回数が減ってきます。

ですが、そのまま放っておくとどんどん体に悪影響が出ますので、

必ず定期的に排便、排尿させてあげてください。

まず排便ですが、一日に1回か2回、ベビーオイルを浸した綿棒を肛門にそっと刺しこんであげてください。

大抵はこれが刺激になり自力で排便をするはずです。

もしこれでも出なくて数日間便秘になるようでしたらば、迷わず獣医さんへ行ってしかるべき処置を施してください。

次に排尿ですが、これは犬を横向きか仰向けにして、

後ろ足の付け根辺り(下の図の赤い部分)を両手のひらで、体の中心に向かってそっと力強く押してあげてください。

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大抵はこれで、尿がチューっと出てくるはずです。

このとき出ないからといって、強く押すのだけは絶対避けてください。

膀胱に尿がたまっていれば絶対出ますので、無理は禁物。

 

後反対に、下痢などを起こしてしまった場合には速やかにきれいにするのはもちろんのこと、
 
ハエにご注意ください。
 
ハエはにおいを察知しすぐによってきて、汚れたあたりに卵を産み付けます。
 
そうなると、弱った犬の皮膚は簡単にウジに食いちぎられてしまいかねません。
 
ですので、犬をきれいにした後は、大き目のタオルで半身を覆うようにして、ハエから守ってあげてください。


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