要塞跡と犬（前篇）
大阪〜愛媛〜広島
（2017,10,23〜25)
毎さて、夏が終わって秋が来て、
途端に梅雨のような長雨が続いたかと思ったら、
今まで経験したことのないような超大型台風もやってきて、
こりゃ、この秋どうなるの？
ですがどうにかこうにか、我らは無事で、
今年もまた原付きにまたがり四国を目指すことができました。
そう、年に一度のお楽しみ、瀬戸内海横断原チャツーリングです！
さて、今年で12回目となった子のツーリングですが、
今年は、仕事や体調不良などで、いつもの面々が不参加となり、
わたしとあめふらしさんの二人旅と相成りました。
ちょっと寂しい気もしますが、
反対に二人ならばこそ身軽に行動できるという点もあるよね。
とか言っていると、あめさんが、
「実はね、こういう所へ行こうと思うのですよ…」
聞けばなんとも魅力的なツアー内容！
こりゃ楽しみだ！
と、乗船券を買うかたわらそういう話をしていたら…
「気を付けていってきてくださいね〜！」
たくさんの差し入れを携え、せ〜やんがお見送りに来てくださいました。
寒い中どうもありがとうございます。（*^人^*）
そして、私たちはいそいそとフェリーに乗り込み翌日に備えたのであります。
最近のフェリーの内装はすごく豪華で偉くなった気分がします。
（でも寝るのは相変わらずの、2等なんで床にザコ寝♪）
さて翌朝はテキパキと行動！
いつものコンビニでの朝食休憩も最小限。
真面目にひたすら走ります。
で、着いたのは小さな港。
で、バイクを置いて急いで乗り込んだのは、小さな船。
そう、いつもの様にしまなみ海道を走る前に、
今回はこの船に乗ってちょいと寄り道したのです。
だから船の時間に間に合うようにテキパキと動いていたというわけ。
海面に近い小さな船から見上げると、いつも渡る橋の何とも大きなことよ！
というわけで、私たちが向かった先は、
小島（おじま）という文字通り小さな小島。
そこにはいったい何があるのでしょうか？
そろそろ島が近づいてきましたね。
ん？
ややや？
なんかある？！
大砲？！
なんでこんなとこに？！
実はこの島は、日露戦争当時、ロシアの瀬戸内方面への侵攻を阻止すべく、
海峡封鎖のために島全体が要塞化されたという歴史があるのです。
ですので今も島のあちらこちらに、その当時の遺構、
つまり、明治時代（100年前）の建造物が今も静かに眠っているのです！
そういうわけで、今ではそれらの遺構がこの島の観光スポットにもなっており、
皆とすぐには、それらをめぐるコースが示された看板もありました。
ちなみに先ほどの大砲は当時のものではなくレプリカ。
本物はその後の戦争で分解され鉄材とされたとか。
ちなみにこれはＮＨＫドラマ「坂の上の雲」の撮影スタッフの手によるものだそうですが、
イヤハヤ、細部まで細かく作りこまれているので、実際に可動部分は動きそうです。
というわけで、いざ探索！
とはいえ、島内はアップダウンの多い小さな山。
次の船が来るまでのタイムリミットは2時間。
はたしてすべて回りきることができるのか？
つづく
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