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 第15回ハマー
〜しょうゆぅこと!(後篇)〜
(2017.09.18
19)
〜和歌山 白浜 湯浅〜

 
さて、こんな感じ
夜通し走って着いた白浜を、ひとっ風呂浴びたのちあとにした私たち。

次に向かったのはお菓子屋さん。
実は、かいせいさんが以前何気に買ったものがものすごく美味しく、
ご夫婦でたいそう気にったので、
「嫁ちゃんのお土産に買いに行きたいな〜♪」
というので、そういう話なら大歓迎!
(私たちも買いたいし♪)

その後無事お菓子屋さんに到着すると、
くだんのお菓子は週に三日の限定発売ながら、この日火曜日はちょうど販売日!
こりゃ良かったと、店に入り注文すると…

「申し訳ございません、
本日の分は売り切れてしまいまして…」

え?!まだお昼前なのに?!

きけばかなりの人気のため、電話などでの取り置き注文が多く入ると、
この様な感じで開店直後でも完売してしまうのだとか…

そういうわけで仕方がないので、別のお菓子を各々お土産に買うことにしました。
せっかく来て手ぶらってのもなんでしょう?
だからこの後も恐らく、わたし達同様やってきたものの売り切れであることを知ったお客さんたちも、
同様に何かを買って帰るのでしょうね。


はっ!

まて、もしかしたら、ここまでが計算されつくされたものだとしたら…

しょうゆぅことか!(・∀・)


な〜んてね♪

さて、というわけで、そろそろ小腹が空いてきたので、
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我ら一行はお昼ご飯を食べに再度バイクにまたがりました。


そういうわけで、お昼はいつもの干物やさん。
ここのイカの一夜干しは本当に最高なので、いつもはそれを頼むのですが、
この日はどうしてもこれが食べたくなった!
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カツオのタタキ!

ほかほかご飯と相まってこれが最高に美味い!

で、ご他にもご飯似合うおかずの話題などが出る中、
そういうことならせっかくなのをでと、
私は最強にご飯に合うものがあるからソレを買いに行きたいと提案。
そういうわけで、この後は帰る道すがらソレを買い求めに行くことに決定!

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ソレっていったいなんですのん??

ここで合流したタダz-の質問を一切無視し、
君は黙ってついて来なさいと、再度走り出したのであります。
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そして走ること5〜60キロで目的地湯浅(ゆあさ)に到着。

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ユアサ?湯浅に何がありますのん??

「ご飯に最高に合うもんや。」

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え!バッテリーですか?


「そうそう、プラスとマイナスが、ピリリと効いてご飯に、よく合う!
 …ってなわけないやろ?」

実は湯浅は醤油発祥の地と言われており、
また、ここの醤油が本当に美味しくご飯に合うのです!

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しょうゆぅこと!

「そう、しょうゆぅこと♪」

というわけで、
せっかくだからと醤油を作っておられる蔵元で直に買おうと街中へ入っていくと…

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「よく、いらっしゃいました〜♪」

いきなり、冷たいお茶とはったいこ飴でのおもてなし。

実はこの湯浅は古くから醤油作りだけではなく、海運などの交易でも栄え、
そのため、商家が多く立ち並ぶこととなったのですが、
幸いなことに、その当時(近世〜近代)の建物がいまだ数多く残っているのです!
そして今ではそれらが国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定され、
地域の方々はそれを誇りに、守り抜くだけではなく、
積極的に外に向かってアピールされておられるのです。
そういうわけで、先ほどのおもてなしもその一環で、
住民の方々の暖かいお心遣いだというわけ。
(湯浅の見どころなど、詳しいことはこちらをどうぞ)。

そんなわけで、ここでしばらくお話をお伺いしていると、
街のあちこちに資料館などの見どころがたくさんあるということなので、
醤油を買う前にまずはそれらを見学。

じゃ、まずはここから。
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甚風呂というのれんの掛かるここは、大正時代にできた銭湯。
今はさすがに廃業しておりますが、内部はそのまま保存され資料館として活用されております。
ですので、その中を自由に見学してもよいとのことなので…

まずは入浴!
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「女湯にも入るでぇ〜♪」

で、湯上りは、
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「マッサージ最高や〜!」

で〆はやっぱ…
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「番台やね♪」

φ(._*)☆\(-_-)なんでやねん!

と、このような感じで、お風呂場だけでも楽しいのに、
裏舞台であるボイラー室などにも回り込むことができる!
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大正時代のレンガ積みに、複雑な配管がメチャ映える!
まさにスチームパンクで格好良い!

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へ〜、桶は黄色いケロリン
やなくて、
アルミの鋳物なんや…

さらに本来住居スペースであったところには、
地元有志の方々から寄贈された昔の日用品などが数多く展示されており、
それらを眺めていると、いくら時間があっても足らない!

だから当然すべてをご紹介できないですが、その中で、特に心惹かれたものたちを。

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江戸時代ごろの手鏡と鏡台。
鏡は金属製なので常に磨き上げていないと鏡の役に立ちませんが、
この時のぞき込むと、なかなかどうして、きちんと映りこみました。

こちらは蓄音機。
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レコード盤もぶ厚いなと思ってのぞき込んでいたら、
「丈夫にするため、中に芯を入れ厚く作ってあるそうですよ。」
と、係の方が説明してくださり、ついでに演奏してくださいました。
面白い!そしてなんと味のある音!

こんな感じでしばらく聞きほれていると、

「ひすさぁ〜ん!好きそうなものがありますよ!」

と私を呼ぶ声があるので行ってみると…

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おお!カーバイトランプ

むろんこれ以外も、もっとたくさんあったのですが、
気になった方々はぜひ一度訪れてみてくださいね。
(ちなみに今回の場所はどれも入場無料です。)

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そんなわけでお風呂場跡を出た私たちはすっかり満足し、
まるでお湯にあてられたかのように体もポカポカ♪

ですがさらに散策は続きます。

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この懐かしい文房具屋さん兼駄菓子屋さんは現役で、
私は明日のためのおやつを買いました。


普通の民家の壁にも、この様な懐かしい日用品が飾られております。
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真ん中の握りばさみは、かなり小さいから、
こりゃ、きっと意地悪ばあさんがスズメの舌を切るとき用のもんだな。

こんな感じで楽しく散策していると、ある方向からとても良い香りが!

「あ!これはおせんべいの香り!」私
「いやいや、醤油の香りでしょ〜。」みなさん

そうだそうだ、そうだった!
ここへは醤油を買いに来たんだった。

というわけで、匂いにつられふらふら進むと、そこに古びた醤油蔵。
お邪魔しますと入っていくと、
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昔ながらの作業場がそこに!

というか…

さすがにここは昔ながら過ぎないか?!

それもそのはず、ここは昔々から使われていた作業場で、
現在はそのまま資料館として保存されているのです。
だから上を見上げればぶっとい梁に、当時の麹がまだしっかりとくっついたままになっている。

ということは…
あれをこそっとこそいで持ち帰れば、自宅で湯浅醤油を作れはしまいか?

そしてまた足元を見れば、当時の職人さんたちが働いたであろう跡が、
黒く染まった土床の上にいくつも。

ん?
たぶん、いやまず間違いなくこの土にも醤油が染み込んでいるはずでしょう?
ということは…
この土を持ち帰ってお水で溶けば、インスタント湯浅醤油の出来上がり?!

実際それが気になって、地面を何度も舐めてみようかと思いましたが、
さすがにそれは思いとどまったのであります。
(=^^=)ゞ

またな工場内にはこういう珍しいものも。

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「電話室」いわゆる電話ボックスですね。

こういうものが置いてあることからも、
当時いかに繁盛していて忙しかったかがうかがえます。

ちなみに同じものが先ほどの銭湯にもあったのですが、
みなさんはこれを見てどう感じられます?
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というのも、実はわたしと個人教授さんがこれを見て、
「おっぱいだ。」 「うん、おっぱいだ。」
と言っていたら、係の方が、
「男性の方は皆さんそうおっしゃいます。
ですが女性の方は、ロボットの顔とおっしゃいますよ。」

と。
ですので、それを受け、
「じゃ、おっぱいロボットということですな。」 「そうですな。」

(=^^=)ゞ「あなたはどっちに見えました?」


てなわけで、楽しく見学したのち私は念願の醤油をを買ったのですが、
その際普通の醤油と、ちょいとお高めの良い醤油で迷い、
普通のをチョイス。

ですがその後に入った資料館で、湯浅醤油の歴史をビデオで見た際、
かって苦心の末に、古来の醤(ひしお)の再現に成功したということを知り、
またそれを生かした商品を開発したことも係の方から聞きました。

実はそれこそが、先ほど迷った挙句買わなかったちょいとお高い方のお醤油!

そんなわけで、資料館を出た私は取って返して先ほどのお店へ買いに戻ったのです。

というか…

あれ?
先ほど醤油に何の興味もなかったみんなも醤油買ってるやん!
やっぱ、ああいう映像の影響ってすごいな〜。
ちゅうか…
もしかして、それ狙いであのビデオ上映してたん違う?
ああ、そうか、そうか♪

しょうゆぅことね〜♪ (=^^=)ゞ


*ちなみに、醤油屋さんで、
「さっきの古い作業場の土を舐めたら醤油の味しませんかね?」
とたずねてみましたが、
「もうみんな踏んどるから、土の味しかせんよ〜。」
と笑いながらそういわれました。

いや、絶対するはず!
みんなが持ち帰るから秘密にしてるんや!
φ(._*)☆\(-_-)


そんなわけで気づけばずいぶん長い時間散策していたんで、
そろそろ出発。
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湯浅の街のみなさんどうもありがとうございました〜!

そういうわけで今度は大きな国道を避け、
海沿いの細い道を海岸沿いに気持ちよく走り出します。

まるで箱庭のようにかわいく綺麗な入り江をいくつも眺めていると、
やがて陽がどんどんと傾き始め始めたので、慌てて記念撮影。
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「今日もまるっぽ面ろかったね〜♪」

気持は夏でも、やはり今はもう初秋。
一旦陽が陰り始めると、あとはもう一気に暗くなるから、
ここから先は、ひたすらまじめに走って距離を稼がねばならない。
ですので、楽しい寄り道はもうないな。

とそう思っていた交差点の信号待ち。

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お!何気にかっこええやん!

ただの信号待ちの風景なのに、どこか綺麗でかっこいい。

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で、ミラーを覗いて気が付いた。

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夕陽か!
夕陽はこの世で最高の舞台装置だもんね。
たいていももんは、これにかかると綺麗でかっこよく見えるもんだ。

うん、しょうゆぅこと♪しょうゆぅこと♪

そんなわけで、一人ニタニタしながらみんなのテールを追って走って帰ったのでありました。


今年も楽しかったな〜。
さ、来年は、買い逃したお菓子を買うぞ〜!

ヽ(^∀^)ノ
「というわけで、お菓子の正体は来年のリベンジで発表します!」

*今回の参加者*

かいせいさん、個人教授さん、ぽにょさん、タダz-さん


* おまけ *

で、我慢できない、しない、させない、の3拍子揃った私は、
帰宅後早速醤油の味見!

で、醤油の味を最大に生かすべく選んだのがこれ!

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焼きあげ。 
いや、醤油の歴史にちなみ古来(江戸時代)の呼び名である「竹虎」と呼びましょうか♪
(焼き目のある揚げを虎、ネギを竹にみたてたネーミング。)

さて肝心のお味は?

これが美味しくないはずないじゃない?!

骨太な風味は、「ああ、これが本物か…」とそう思わせるし、
強い目のい塩味は、疲れた舌に最高に気持ちいい!

だからこの勢いで、醤油ご飯からの醤油バターご飯まで行ってしまいました。

(=^^=)ゞ「ヤッパご飯にめちゃ合うよ!」


さて、この様に大満足の私でありましたが、
我が家はどうも留守中は色問題があった様子。

で、その問題というのがこちら!
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「え?ぼく?!」

はい、以蔵君です。

で、その問題とは…

長くなるのでこちらに続く。

ヽ(^∀^)ノ


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