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第13回いや〜ん旅行♪
「し」は静かにのし
〜静岡 浜松〜
毎年二月は、どこに行っても寒いので、バイクではなく、車に乗ってみんなでお出かけ。
だから、いわば我々の慰安旅行的なものなのですが、
道中車内でノンストップのバカ話をしているめ、
通称、嬉し恥ずかし「いや〜ん♪」旅行と呼ばれております。
そういうわけで、昨日も朝一番にうちのガレージに集合していざ出発!
で、走り出したはいいですが、進行方向の山々はどれもこれも雪雲にすっぽり覆われ姿が見えない!
たしかに予報では冷え込むと入っていたけれど、果たしてこの先無事走りとおせるのか?
そんなことを離しながらずんずん進むと、次第に周りは雪景色。
さらに、
トンネルを越えるとそこは…
わははは!雪だらけだ〜!
とは言え、路面は綺麗に除雪されているし、
ここから先は高度を下げて海の方に出ていくから、ノーマルタイヤでもなんとかなるでしょう?
とかなかんとか、そういう希望を口にしつつさらに東へ!
(ま、なんにせよ、こんな時バイクで走っていなくてよかった〜♪)
幸いその次のトンネルを越えると、嘘のように雪はなくなり、
代わりに明るいお日様がSUNSUNと照りはじめてくれました。
そういうわけで、
浜松到着〜!
となれば、何をさておき向かう先は、うなぎ屋さん♪
車中、モバイルを駆使してかいせいさんがチョイスしてくれたお店は、
「こちらが今から焼かせていただくうなぎで、育成期間は…」
と、調理前にウナギの自己紹介をしてくださるほどに気合の入った専門店の
「鰻処 うな正」さん。
ですから、最初「お品書き」を手にしたわれわれは、そのお値段にしばし硬直。
ですが、年がら年中コンビニ弁当やパンで済ませているんだから、
たまにゃあ、いいもの食べなきゃと、ここは一念発起で大奮発!
だから、こりゃ、焼き上がりが楽しみだと期待に胸を膨らませていると、
先付けの二品に始まり、お新香と見た目もきれいな料理が順次出てきました。
焼き上がりに時間のかかるウナギだけに、待ち時間につまむこれらは美味しくて嬉しい!
で、中央に見えるのは鮫皮のおろしと、静岡名産生わさび。
ウナギにわさび??
そう思いました?
はい、実はそのわけはこちら!
私が注文したのは、たれをつけない素焼きの、いわゆる「白焼き」だったのですよ。
13年前のやはり浜松遠征で初めて食べた、あの美味しさが忘れられなかったのです。
それまでは、ウナギはたれで焼いているのが当たり前と思っていただけに、
あの、香ばしさ、旨み、甘味は衝撃的ですらあったのでうしょ。
そういうわけで、次にまた機会があればその時も絶対!と、そう決めていたんです。
で、今回は前回よりもさらによい、幻のウナギと呼ばれる「共水うなぎ」という物。
(だから浜松鰻ではなく大井川鰻なんですね。)
なので、より一層美味しくてびっくり!びっくり!
パリっ! ふわぁっ♪ じゅわぁ〜♪
そしていつまでも収まらない旨みの余韻!
またで、このしっかりしたウナギに、生わさびと塩がよく合うんですよ!
というか、塩とわさびだけでもビールが飲める!
てなわけで、一同大喜びの大絶賛!
ここを選んだかいせいさんGJ!
ですが私はここで浮かれすぎず
「すみません、白焼きと、生わさびをお土産用にお願いできますか?」
と、前回のわだちを踏まない学習ぶり!
いや〜、なんせ、前回の土産は「美味しかった」という土産話だけで、家族中から大ヒンシュクだったから…
(=^^=)ゞ
とまあ、こんな感じで大満足な我々だったのですが、
そこはそれ、大阪から来たおっさん連中6名でしょう?
待つ間も食べる間も、しゃべりっぱなしで止まらない!
一応自制はしたつもりだったけれど、
やはり、ほかのお客さんたちにはかなり迷惑かけたかな?
なんせここは静岡。
静岡の「し」は「お静かに」の「し」。
今後はもうちょっと大人しくするべぇ。
と言いつつ、次に向かったのは…
航空自衛隊の広報館
こちらも8年前に訪れたのですが、あの時はその前のスズキの博物館で時間を食い過ぎ、
ずいぶん駆け足での見学だったため、全部を見ることができなかったのです。
そういうわけで、
「次回はリベンジだ!」
と、8年前の私も申しておりました。
そういうわけで、じっくりねっとり見学だ〜!
ヽ(^∀^)ノ
お〜!ここから、落下傘で飛び降りるのか!
すげっ!どの計器をどう見たらいいのかさっぱ分かんねぇ〜!
このエンジンはまるでギーガーのデザインか!?
あ〜!ギャオスに超音波メスでまっぷつたつに切断されたやつだ!
すげ〜!乗り込みたい〜〜〜!
丸見えだ!中身丸見えだ!
などと、見学したり、シュミレーターで数回墜落したりと、大いに楽しく遊んでいたらば…
「あれ?ほかのみんなは?」
気づけば辺りに誰もおらず、慌てて館内をめぐりお土産コーナーまでも探してみるも人影はなし。
そこで急いで携帯に連絡を入れると、
「もうみんな車に乗ってるで〜!」
とのこと!
どうもすみません。(=^^=)ゞ
で、再び車でGO!で向かった先は…
ヤマハ本社!
そう、浜松は日本のバイク発祥の地なわけで、ヤマハの本社もここなのでです。
で、前回のスズキ同様、ここにも様々なバイクなどを展示した、
コミュニティセンターなる博物館があるのです。
(嬉しいことに、こちらも入館無料!)
そして歴代の名車を飾るコーナーの入り口には、
木製のプロペラ。
実はこれこそが今のYAMAHAのバイク作りの原点なのです。
というのも…
こちらは最近よく見るヤマハの歴史。
すべて正しいわけではないですが、おおむねこんな感じなのです。
(正確な話はこちらをどうぞ。)
「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた)
ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルーター作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。
じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、
・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータースライダー→ついでにプールも作る
・プールの水濁ったんで→浄水器作る
・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化
(出典不明)
そういうわけで、この一本の木製プロペラが無ければ、
いまの「世界のYAMAHA」はなかったわけですね。
そういうわけで、歴代名車をいろいろ見てまわったわけですが、
結局気付けば、好きな車ばかりをつまでも見てしまっています。
ヤマハの生産者第1号、何とも美しい通称赤とんぼこと、YA−1
125ccながら4気筒で世界戦を連破した、RA31A(1968年)
そして…
その昔私が乗り回していたことで有名な、重くて遅いBELLUGA(ベルーガ)
いや〜、やっぱ、自分が以前乗っていたバイクは、何にも負けず劣らず名車なんですよ。
(=^^=)ゞ
てなわけで、懐かしさもありあれこれ話をしながら見学していると…
「すみません、ただ今撮影中なんでお静かに願えますか?」
見れば何かのインタビュー?
そこで、かなりトーンを落として話をしたものの、
再度注意を受け、次回はもうレッドカード?
そんなにやかましかったかな〜?
(=^^=)ゞ
そんなわけで、閉館時間に十分余裕をもって、しかり見学を楽しみました。
このシュミレイターもものすごくおもろかった〜!
ただアクセルをぶんまわしていくだけの操作なんですが、
チェンジやクラッチはもちろんキー操作まで操作するので、本当に乗ってる気がしてうれしい!
効果音もいいよな〜、と思ったらやっぱ安心のヤマハ製でした。
というわけで、予定していたコースを無事終え後は家に向かうだけ。
途中コンビニでの休憩時に、うっかり話し込んでしまいそうになり、
そこでも「お静かに」と注意されそうでした。
そんなこんなで、最後のSAでの休憩時はもう真っ暗。
この刈谷サービスエリアは、恐ろしいほど施設が充実してるんで、
近所に住んでいたら、ここだけを目的にやってきてしまいそうなほどでした。
だから、私もついついお土産を買い込み過ぎ、せいやんから
「爆買いですか?」
と。
そしてその後はノンストップで大阪まで。
そしてまた、しゃべくりの方も、ノンストップで放っておけばエンドレスした♪
(チャーミーグリーンとママレモンの話などで盛り上がりすぎ!)
てなわけで、今回も、美味しく、おもろく、そして何より楽しく過ごすことができました。
皆さんどうもお疲れ様でした。
(*^人^*)
今回の参加者
せ〜やん、かいせいさん、しょっち〜さん、個人教授さん、ぽにょさん、私
帰宅後はみんなでお土産を食べました。
これが噂の白焼き。
13年も待たせてすみませんでした。
(*^人^*)
で、私はこれ。
抹茶とういろ♪
(*^人^*)
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