第11回火曜日ミーティング研修会
ウサギと船(後篇)
大阪〜愛媛〜広島
(2016,10,16〜19)
さて、
この様な感じでうさぎの魔の手から逃れた一行は、針路を北に取り、一路本州を目指します。
で、お土産を買いに寄った店がお休みだったりと、なんだかんだあったのち…
本州上陸!
からの…
尾道到着〜!
しかしなんですね。
大阪だったら、有料無料問わずバイクの駐車場が無いため、止める場所探しで四苦八苦するのに、
ここにはこんな感じでバイク用の無料パーキングスペースがある!
尾道はバイク乗りに優しい街ですね。
そういうわけで、ここにバイクを止め、お昼を兼ねて探索開始!
で、総勢9名という大所帯もあって、尾道ラーメン派と、お好み焼き派に分かれてGO!
ちなみに私は以前行った
「ふうらん」のお好みが食べたかったので、みなさんを引き連れぞろぞろと移動。
で、そのお店はバイク置き場と正反対の位置にあるので、思いのほかたくさんの距離を歩いたのですが、
記憶の場所にたどり着いても、一向にお店の姿が見えてこない。
そんな時目に入ったのがこの空き地。
なんか、火事の焼け跡っぽい。
まさかな…
とそう思いつつも、近所のお店で尋ねると、
「ああ、そこなら以前火事で燃けちゃったよ。」
とのこと!
ガ〜ン!!!!!
その時誰とは言わず、
「お好み焼いても店焼くな…。」
ほんと、せめて、あのおっちゃんおばちゃんが健在であればいいのだけれども。
てなわけで、楽しみにしていたからこそ気にせず歩けたが、
それが無くなったとあれば、急に足に疲れを感じ、
足が棒みたいに…
(あれ?ついでに伸びた♪)
だから一刻も早く、栄養補給し体力回復を図らねばならないといのに…
ほか二軒のお好み屋さんはどちらも満員!
で、やっと見つけたもう一軒もオーダーストップ!
もうこうなればラーメンでいいやと、消去法で選んではいったお店が…
大当たり!ヽ(^∀^)ノ
福山在住のゆうさん曰く、
「背脂が入っていないので、尾道ラーメンと呼ぶには…」
とのことでしたが、
固めのストレート麺が、旨みのたっぷりのシンプルな醤油スープにベストマッチ!
特に私の食べたコレがまた ずば抜けて美味かった!
牡蠣ラーメン!
牡蠣といえば広島で、広島といえば牡蠣というほどの食材だから、
それが美味いのは当たり前として、
単にそれをラーメンに放り込んだだけでどうしてここまで美味くなるの?!
(ノーマルラーメンと比べてもその差がひと舐めでわかるほど!)
それが不思議でお店の方に尋ねると、
牡蠣のゆで汁でスープを作っているから、旨みがすべてそこにあるのだそうな!
なるほど〜!言わばこいつは牡蠣鍋みたいなもんなんだ!
だったらと、勢いよく麺を食べきったのち、
丼に白ご飯を放り込み、牡蠣雑炊をこしらえて一気にかっくらいました。
みなさんだってお判りでしょう?
お鍋の後の雑炊のあのおいしさ!
あれ+ラーメンスープなんですよ!
美味しくないはずがないでしょう!
そういうわけで、
「あら!!こんなにきれいに食べてくれて!」
と、おもわずお店の方が言うほどに、きれいに食べてしまいました。
いや〜、美味しかったな〜。
ぜひまた食べたい!
お店はこちら。
尾道ラーメン ベッチャー
この顔出し看板が目印です。
私が怖い顔をしているのは、ベッチャー祭りの鬼をイメージしているのです。
ベッチャーとは、鬼などの面をかぶったものたちが街を練る歩きながら、子どもを見つけては追いまわし「ささら」で叩いたりし無病息災を願うという祭りです。
くわしくは公式サイトを。
尾道ベッチャー祭り
さて、私たちがこの様にうろうろしていた間に、尾道ラーメン派のお二人はすでに食事を終え、
「時間があまりないので、自走帰宅の帰路に就きます。」とのご連絡がありました。
自走は、なんだかんだで3〜400キロ走らねばならないから、時間がないですものね。
そういうわけで、われわれはお二方の道中の安全を祈りつつ、相変らず尾道を探索しつつバイクまで戻ることに。
しかしまあ、尾道にはええ感じの路地が多いですね〜♪
勾配のついた路地は、そのまま一気に海まで見通せてすごく楽しい!
だから、そこに身を投じると、それはまるで
空間のトンネル!
しかも、やたら懐かしさを感じさせるものが多くあるので、
時にに空間だけではなく時間さえをも付き抜ける。
たとえばこんな…
あ〜!懐かしい!
うちのは三和土(たたき)製でしたが、近所はたいていこのタイルでしたよ!
現役なのが嬉しいね。
で、そこを通り過ぎ小さな路地通しの丁字路に差し掛かると、
あ!お稲荷さん!
沈んだトーンの狭い路地に、目も覚めるような鮮やかな赤い鳥居!
そしてそれらを取り巻く年代物の石柱に、行商用の手押し車!
余りにも、完璧すぎて、
「これもしかしたら映画のセットか何かと違うん?」
とそう思ったほど。
しかし、さにあらず、ここのすべてはちゃんと現役!
そこがまた素晴らしい!
そう、現役といえば…
こういうものもありました。
T型ファージ?!
いえいえこれは
「昇降機」。
かなり古めなので、放置されているのかと思いましたが、
近寄りよく見ると、電線は綺麗だし、油もちゃんと挿されている感じ。
たぶんこれ、いまでもちゃんと作動するんだろうな〜。
(ちなみに銘板によると昭和37年製の
「神村式油圧昇降機」とのことでした。)
こんな感じでぶらついているだけで楽しい尾道の商店街。
で、特に気になったのが、なぜか昔ながらのおもちゃ屋さんがまだ元気なこと!
私らが小さかった頃のあの雰囲気のままのお店が今でも数軒あるので、
大きな子供の私たちは思わず反応!
とくにこちらなど
懐かしい!
膝からカプセルを出すAじゃないか!
ブースカ風の顔をしたキリンのイラストも最高!
ここのご主人は気の良い方で、前述のようにお好み屋さんを求めてさまよう私たちを見てわざわざ出てこられては、
いろいろ情報をお教えくださいました。
(*^人^*)
そんな見飽きない尾道で、私はこういうものをお土産に買いました。
土方歳三の愛刀
「和泉守兼定」
商店街内に、本物の刀剣を扱う刃物やさんがあったので、ついのぞき込んでいたら、
以前から探していたこれがあったのですよ!
しかもお安く♪
(ちなみに、無論模擬刀ですよ。)
しかし、こういうどちらかというと若い女性に人気のある商店街でなぜにこういう物を?
実は意外にも最近の若い娘さんたちには、この手がすごく人気なんですって!
なんでもゲームの影響だとか…
(道理で先ほど「和泉守兼定」で検索したら、
イケメンのイラストばかり出てきたはずだ!)
というわけで、予想以上に時間を使ってしまった尾道散策。
それでも、まだまだあちこちの路地を見ていないから見てみたい!
それらはぜひ次回のお楽しみにしよう♪
う〜ん、尾道って奥が深いな〜。
そういうわけで、今度は再度四国を目指し海を渡るわけでですが…
ここで、道案内と観光案内をしてくださった福山在住のゆうさんとお別れです。
後ほどお伺いしたところ、なんとわたしと同じくハンターカブにお乗りだとか!
次回お会いしたときには、ぜひそっち方面のお話もさせてくださいね。
(*^人^*) どうもありがとうございました。
では、我々は四国目指して走りましょうか!
ヽ(^∀^)ノ
って…
タカさん、なに余裕ブッコイてはるん??
というのも、帰路は往路と少し違い、あちらこちらの渡し船に乗り、小さな船旅を楽しむ♪
今回あめさんはそういう趣向を凝らせてくれておられるのですよ!
てなわけで、まずは
尾道→向島の乗り慣れた渡し船♪
こちらは海というより大きな川の対岸へ渡る感じで、文字通り渡し船って感じ。
こんな感じで、乗り込んだらもう対岸が見えているもの。
でも、バイクはもちろん車だって乗るんだから、フェリー船なんだよね〜。
でも向こう岸が見えるとはいえ、海上を走って渡れるはずもなく、
バイクや車ですら遠回りして橋を渡らねばならぬというに、
ましてや徒歩や自転車でその高所の橋を渡るのなんてできやしない!
だから、たしかにほとんどの島が橋でつながったとはいえ、
地元の人々にとってはそれですべてが足りるはずもなく、
やはり、渡船は今でも重要な交通機関、住民の足なのですね。
で、お次は橋を渡って因島へ行きそこから、橋を渡らず生口島を目指します。
赤崎・金山航路
先ほどと違って、海のど真ん中をガンガン進む!
だから、こうなるともう立派な船旅!
船も小さいながらちゃんとフェリーっぽいので乗っていても楽しい楽しい!
おまけに、小さい分海面が近いので身を乗り出して海面を見ると…
この下って海なんよな〜。
物凄く深いんやろうな〜。
落ちたらまず足つかんよな〜。
とかすごく当たり前のことを、いろいろ想像し、その妄想でついつい楽しんでしまう。
そうして無時海に落ちることなく生口島に上陸!
この後はまたしばらく橋を渡って海を越します。
そしてその渡った先はご褒美が♪
とはいえ、時間的に間に合うかどうか微妙なんで、全員気合を入れて、
さあ、飛ばすぞ!(法を守って安全運転でね♪)
しかしまあこの日は一日暑かった!
10月も下旬というのに、残暑と呼んでもよさそうなほどの蒸し暑さ!
だからいつもなら橋の上から見る夕陽も…
う〜ん、どちらかというと西日?
だから、さすがのあめさんも、
と・溶ける〜〜!
それは大変ということで溶ける前に…
ご褒美の
トトロ〜リとろける塩ソフト抹茶ミックスですよ〜♪
そうご褒美とは、あの伯方の塩でおなじみの、伯方島の塩ソフト!
営業時間が4時までなので、果たして間に合わないかもと思ったのですが、何とかセーフ!
(タカさんのゴッドハンドに感謝!)
ちなみに…
単体の塩ソフトもいいけれど、こういうミックス系の方が味に変化があるので、
独特の塩味を最後まで新鮮に楽しめ、お勧めだと思います。
そういうわけで、ほっと一息淹れ一服し、気が付きゃ、あっという間に夕暮れ!
実は、このあたりの夕焼けは本当に綺麗で、
過去にも
このような、また
このようなきれいな夕焼けを見ることができました。
で、今年はと言いますと…
どう?
たしかに、前のほど真っ赤に燃えてはおりませんが、
ほのかに残る青い空に魚鱗のような銀色の雲がむしろいい感じでしょう?
でもこれは狙ったわけではなく、この日はじっくり夕焼けを待つ時間が無かったのです。
というのも…
この小さいフェリーの乗船時刻が迫っていたから!
この一見漁船と見間違うほど小さなフェリーは、実はものすごくレアなフェリーで、
伯方島と大島をつなぐものではあるものの、途中にある橋の掛からない
鵜島という小さな島に寄港するため、
その島に住む住民にとっては、島外に出る唯一の手段でまさになくてはならない足なのです。
でもそれだけに、島外の者にとってはまず乗る必要があまりない船だけに、
乗船券も立派な記念♪
まるでガンダムの
ホワイトベースのミニチュアみたいでしょ?
でも、小さいながらもちゃんとフェリー。
大型は無理だけど車もちゃんと乗せれます。
とはいえ、この後軽自動車が乗船したらそれだけでもうキツキツになっちゃったから、
ちょっと大きな乗用車が乗ったら、バイクはもう乗れないかも?
そういうわけで、水面や周囲の島々を眺めつつ、プチ船旅を満喫♪
しかし本当に潮の流れが速いな〜!
あちこちに渦潮が見えるのはもちろん、素人目でも様々な潮の流れが入り乱れているのが良くわかる。
そんなを進んで行くのって技術がいるよな〜。
そんなことを思いながら眺めていると、すぐそば小舟に乗った若夫婦が明かりを灯して漁をしている!
で、私たちのフェリーの起こす横波を受け、その小船が大きく上下!
なのに平然と、網を手繰り漁を続けている!
さすが〜!
いくら動力付きとはいえ、小舟で沖に出るだけでも怖いのに…
やっぱ、海の人たちなんだな〜。とか、感心して見入っておりました。
で、ふと船内に視線を戻すと…
お〜!神様への御祈りか?!
いえいえ、おふたかたとも絶景をおさめるべくスマホを両手で高く掲げていたのでした。
うん、確かに絶景だ!
そういや、これで10回目の遠征だけど、こうして船上から夕陽を眺めるのは初めてだな〜。
しかも、こんなに海面近くで…
貴重で素敵な体験をさせてくれた
あめさんのナイスプランニングに、もう一度感謝!
(*^人^*)
やがて夕陽が途切れたなと思ったら、船は島陰に入り途中寄港の鵜島に到着。
ランが趣味の友達らなら、練習コースにも足らないだろう程の小さな島に、家屋がちょんちょんちょん。
まるでジオラマのような島ですが、更にすぐ横には
桜の季節のみ上陸可能な小さな小さな無人島(
能島)まである!
ちゃんと高台に桜並木と展望台があるのを確認できましたが、
帰宅後調べると、この高台っぽい小さな島は
昔は丸ごと水軍の城だったんだって!
いや〜、ここはぜひ一度訪れたいな〜。
そういうわけで、短いながらも非常に濃ゆい船旅を満喫したわれわれは、
大島に上陸後、再度橋を渡り切り…
四国再上陸!
その後はちょうど帰宅ラッシュにに耐えながら、ゆっくりと東予港まで向かいました。
晩ごはんは、
得得の
「イベリコ豚うどん」。
和風だしでいただきましたが、和風なのか、洋風なのか、はたまた中華なのか、
そのどれでもなく、どれでもあるような不思議な味でとても美味しかったです。
また食べたい!(*^人^*)
(これ家で鍋にて再現できそうだね♪)
で、その後コンビニで買い出し。
といいながら、会計はぽにょさんが、
「ここは僕が…」と男前発言を!
さすが、ぽにょさん太っ腹〜!ヽ(^∀^)ノ
(Wの意味で♪)
というわけで…
ぽにょさん、ごち になりました!
(*^人^*)
で、お酒も入り、お風呂にも入ったら、みなさん気持ちが良くなり早々にダウン!
帰りも貸し切り状態だったんで、この様に自由な場所でのびのび寝れました♪
ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、翌朝いきなりついた照明と船内放送で目が覚めると…
あ、大阪港が見えてるわ!
というわけで、みなさんテキパキ身支度し、接岸後バイクにまたがりいざ下船。
とくに、京都からお越しのポニョさんは店の開店時間(9時)に間に合わせなければならないので、
一足お先におお別れです。
おつかれ〜!
今回もいろいろありがとうございました!
で、残る我々も無事下船。
ここから各自帰宅して、各々仕事に向かうのです!
みなさんどうもお疲れ様でした〜!
また次回も目いっぱい楽しみましょうね!
ヽ(^∀^)ノ
*今回の参加者*
あめふらしさん、しょっち〜さん、タカさん、ぽにょさん、豆柴さん、
マークさん、ライス大森さん、ゆうさん、私
*おまけ*
てなわけでみんなと分かれ、ちょうど家の近くに差し掛かった時。
こんにちは〜♪
久々に散歩中のアクアちゃんと遭遇♪
この子は今年16になる心優しい黒ラブの女の子。
最近姿を見かけないので心配していましたが、元気そうで安心しました。
でも実はこの夏かなり弱っていたとのこと。
無時回復できてよかったね〜。
と、こんな感じでかおみしりのわんこに会えると、いよいよ戻ってきた気がしてまいります。
さ、いまからいつもの日常だ!
というわけで…
先ずはコロンに「ただいま&おはよう」の挨拶をし、
なにはともあれ、朝の散歩だ♪
みんな留守してごめんね〜。
そして、毎年行かせてくれる奥さん、
どうもありがとうございます。
(*^人^*)
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