第11回火曜日ミーティング研修会
ウサギと船(前篇)
大阪〜愛媛〜広島
(2016,10,16〜19)
夏が終わり秋が来ると、わたしをはもちろん、うちらのメンバーは皆ソワソワしだします。
なぜならば…
そう!秋といえば、恒例の合同研修会!
(
「3ケタ国道放浪記」さんとうちら
「火曜日ミーティング」の合同なのであります。」
この研修が毎回どうにもこうにも内容が濃い!
(詳しくは
過去のレポートをご参照いただければ幸いです。)
で、研修というからには講師がいるわけで、それは3ケタの管理人こと
あめふらしさん。
だから毎回、この講師のあめさんに、おんぶにだっこで、ウヒョヒョ♪と研修させていただいておるのです。
でも実をいうと、あめさんは講師というよりは、むしろ「先生」。
そう、それも
引率の…
毎回毎回ルート選びから移動の時刻まで、事前にきっちり調べ上げ、私たちを導いてくれるのです。
だから
昨年のあめさん不在の研修会は、わたしとしょっち〜で好き放題、やりほうだい、
ほぼ無計画で
広島〜大阪間を文字通り突っ走っておりました。
(ま、あれはあれでとても楽しかったのだよ。(=^^=)ゞ)
でも今年はあめさん先生がいるから、船を乗り継ぐ複雑なルートでも安心!
まさに大船に乗ったって感じですよ!
ヽ(^∀^)ノ
というわけで…
まずは本当の大船、でっかいフェリーにちっちゃい原付きで乗り込み四国を目指します。
月曜の夜大阪を発ち、翌朝には四国上陸、そして何だかんだで瀬戸内海を渡り切り本州上陸の後、
再び瀬戸内海を渡って四国へ戻り、そしてまた大船(フェリー)に乗って翌朝酢用の朝に大阪に着く予定。
というわけで、集合場所のフェリー乗り場に到着するとみなさんニコニコ顔で勢ぞろい。
でも、おや?
ぽにょさんの姿が無いぞ??
で、しばらくしたら…
あれ?!せ〜やんさん!
残念ながらお仕事の都合で不参加なのですが、わざわざ差し入れをもって見送りに来てくれはりました!
(*^人^*) 「ありがとうございます。」
その後、何とか時間内にぽにょさんが到着!
きけば、うっかりややこしい場所にある高速の入り口に進入してしまい、なんやかんやでパトカーがやって来る騒ぎになって、大はばに時間を食ってしまったのだとか。(原付きは高速だめだから。)
大船に乗る前に高速に乗っちゃったわけだね〜。
やれやれ危なかった〜!
とはいえこれで全員集合!
今回は、8名で出発し、現地で1名合流予定なので総勢9名!
久しぶりの大所帯なんでにぎやか楽しそう!
というわけで、まずはにぎやかで楽しいこれ!
船上宴会!
この季節の平日の便はまずガラ空きなので、この時も2等の大部屋は私たちで貸し切り状態。
だから、大いに楽しく、わははと過ごし、気が付くと差し入れのビールもあっという間になくなっちゃいました。
(*^人^*) 「せ〜やんさん、ゴチ でした!」
で、翌朝…
雨?!
天気予報では晴れだったのに??
でもまあ、降っているんだから仕方がない。
ここはひとつ雨具を出して…
すると、たかさん、
「傘がない!」
というか、カッパが無い!
うっかり忘れてきちゃったようですが、ここは幸い大船フェリーなんで、船内の売店でそういうものもそろいます。
よかったね〜。
とほっとするも、今度は豆柴君が何やらごそごそ探し物。
探し物は何ですか〜?
たて続きの揚水ネタで、今度こそ傘がないのかと思いきや、
「カギがない…」
その様子を、
「探すのをやめたとき、見つかることもよくある話。」とかいいながら生温かく見守ってはいたのですが、
このままでは
自殺する豆芝が増えかねないので、もう一度バイク廻りとカバンの中を落ち着いてよく探すようにとアドバイス。
すると、やはりカバンの中からぽろっと!
(つい先日のツーリングでも
同じようなことがあったな〜。)
てなわけで、無時そろって下船できたのですが、この日は一日彼はことあるごとに、
「カギあるか?」
と聞かれることとなったのす。
ヽ(^∀^)ノ
そんなわけで表に出ると、確かに雨は降っている。
とはいえ霧雨で、もうしばらくしたら上がってしまいそうな感じではある。
実際、いつものコンビニに立ち寄り朝食をとっている間にほとんど雨は上がってくれました。
朝食は、定番の「コンビニおでん、讃岐うどん&雨水入り」。
てなわけで、特に濡れることもなく無事しまなみ海道の入り口に移動ができました。
さあここが、原付き乗りを極める者たちの道、
「原付道だ〜!」
この原付き道は、高速道路である
西瀬戸自動車道いわゆる「しまなみ海道」の橋梁部分に並走する形で設けられた、原付き専用の道路なのです。(一部自転車と共用)
こんなか感じで、高速道路と柵で仕切られ専用道路になっております。
(右が高速部分)
そしてまた嬉しいことに、普通に高速で渡ると片道4000円弱するのですが、
この原付道なら、なんと500円のワンコインで走れちゃう!
料金所などで買えるこの回数券1冊がちょうど片道分
だから瀬戸内海を往復しても千円札一枚で済むので、多くの原チャリスト憧れのルートであるわけなのですよ。
そういうわけで、
いざレッツGO〜!
そういうわけで、走り出した一行ですが、
普段なら、島ごとに止まり、時には無人島にまで上陸しあれこれ散策し時間を食いつぶしておるのですが、
この日はとある事情で走る!走る!
特に、某島通過の所要時間などは、驚きの2分ちょいという驚異のタイムをたたき出すほどなのでありました。
で、なぜにそこまで急いでいたのかといいますと…
これ乗んの?
そう、このフェリーの出港に間に合わせようと必死なのでありました。
で、本当にぎりぎりの時刻であったのですが、
実は、ここがもう1名の参加者YouKnowKeyさん(以降ゆうさん)との待ち合わせ場所であり、
彼が事前に人数分のチケットを購入してくださっていたので、無時乗船&合流することができたのでした。
よかった〜♪
で、どこに行くん?
ここ!
え?!うさぎ?!
そう、着いた先は瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島、
「大久野島」こと、
通称
「うさぎ島」。
かつては軍の毒ガス製造工場で、軍事機密ゆえ地図上から抹消されていた小島ですが、
戦後その施設が廃棄され無人島となり、また外敵となるほかの獣がいなかったこともありウサギばかりが大繁殖!
それというのもこの島に残された毒ガスの成分がうさぎの繁殖に適していたようで…
まず、うさぎの種が山から落ちて地面に埋まり、島の養分をグングン吸収し
やがてこのように…
にょきにょきにょき!
と新しいうさぎが芽吹いて来るのです!
特にこの日のような雨上がりでは、山の日陰の斜面にこの様に大発生!
あっちでにょき! こっちでもニョキッ!
そしてもうしばらくしたら根っこが外れ、うさぎは自由に駆け出すのです!
φ(._*)☆\(-_-)
以上は無論フィクションで、うさぎが地面から生えてくるなんてことはありません。
実際の話は、戦後島外から持ち込まれた個体たちが外敵のいないこの島で野生化し、繁殖した(8羽→700羽!)というのが最有力な説のようです。
そういうわけで、島内はうさぎであふれ、しかもそのほとんどが人慣れしているため、
まるで奈良の鹿よろしく、訪れる人人に愛想よく寄ってくるのだから、こりゃたまらない!
そんなわけで、かつての毒ガス島は、今ではうさぎ島として、国内はもちろん海外からも大人気なのであります。
(
「Rabbit Island」で検索するとたくさんの動画が出てて楽しいです。)
なんか複雑な気持ちですね〜。
ちなみに、毒ガス工場の遺構などもあるため、うさぎファンのみならず廃墟マニアたちからも大人気の様子です。
むろん私も当初は時間があれば廃虚巡りをしたかったのだけれども…
(
こんな感じのようです。)
うさうさうさうさ〜♪
この
鉄板餃子のようなうさぎ軍団に囲まれたら、もう廃虚なんてどうでもよくなる!
というわけで、ここでの滞在時間30分間は、文字通りうさまみれになって楽しんでおりました♪
え?
うさぎたちは集まって何をしているのかって?
実はね、こういうこともあろうかと前日こういうものを奥さんに頼んで買ってきてもらい、持ち込んでいたのですよ!
思わず以蔵もチェックする、
プレミアムうさフード!
たっぷりあるやろ〜♪
すごいやろ〜♪
だから、うさ子たちとこんなに仲良し〜♪
「おいでおいで〜♪」(byぽにょさん)
とまあ、こんな感じで遊んでいると…
ああ、楽しい、ああ楽しい、
ああ、楽しい、楽しい…
ああああ・あ・・・あ…
と、どんどんうさぎとの楽しいふれあいが楽しくなり、
それ以外のことは、どうでもよくなってくる!
いかん!
ここはキケンだ!
人間をダメにする島だぁ〜!
恐ろしいことに、昔は毒ガスで人間をダメにしてきたこの島ですが、
今ではこうしてうさぎで人間を腑抜けにしてしまう魔力に満ちております。
(=^^=)ゞ
というわけで、ここはぜひ皆様方もうさぎの魔力で腑抜けになっていただきましょう♪
みよ〜ん♪
ふわふわ〜♪
セクシ〜♪
え?!
ヤムチャ?!
とまあこういう至福のひと時も…
痛っ!
このひとかみで魔法が解けちゃうので、くれぐれも口元には手を近づけないほうが良いですよ。
(byぽにょさん)
そういうわけで、ひと時のうさぎまみれを堪能した我々は再びフェリーに乗り込み帰港したのです。
すると入れ替わりにたくさんの人々が船に乗り込んでこられたわけなのですが…
え?!
その箱全部うさフード?!
いやはや、ほんとうにうさマニアは違います!
ほとんどの方が、こういうカートの大量のフードを持参で船に乗り込む。
恐るべしはうさぎの魔力!
毒性はないが、確実に中毒性はありそうです。
(=^^=)ゞ
てなわけで、(個人的には)今回の研修の目的のすべてを終えた気分になった私はですが、
ほかの方々にはこれからが本番!(というか、うさぎ島へ行くことは言ってませんでしたし…)
そういうわけで、これからの走行に備え、まずは一服。
おなじみ多々羅大橋のたもとの道の駅で休憩。
そして…
コーヒータイム
珈琲はいつもの通りぽにょさんが、おやつはしょっち〜、ミカンはゆうさんからのご提供でありました。
(*^人^*) 「おいしゅうございました。」
ここで出会った一人の女性。
ホームセンターで買ったママチャリを乗らずに捨てるのがもったいないとは知り始めたのが
なんと日本一周!
長野県を出発し、北海道まで登った後、今は沖縄めざし南下中だとのこと!
いや〜、すごく元気なお姉ちゃんだ!
この先も頑張って走ってね!
てなわけで、
わしらも負けずにさあ出発!
〜後編へ続く〜
*おまけ*
途中見かけた待ち人たち。
あの時同様かかしの姿。
地方で流行中なのかな?
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