おもちゃ36
自作アルコールバーナー
先日オークションを見ていたら、やたら安いバーナーが売っていた。
「アルコールバーナー?なんだこれ?」
卓上でフォンデュをするときに使うあれかとも思ったけれど、
炎の出方がまるで違う!
そこで気になってネットで調べると…
「へ〜、ほ〜!これは面白そうな!」
たくさんの方々が空き缶で自作し遊んでおられる。
しかも中にはその作り方はもちろんのこと、原理なども詳しく解説されておられるサイトも。
そこで私も早速作って遊んでみることにしました。
作り方や原理は下記サイト様がおすすめ。
非常にわかりやすく、勝意欲的に研究されておられるので、すごくためになりました。
「ベース弾き小寺君のそば日記ピアノ日記」様
色々な形式がありますが、私は一番とっつきやすそうな「ウコンの力、サイドバーナー」をチョイス。
(五徳不要というのがいいね〜♪)
とはいえ、私は「ウコンの力」を飲んだことはないので、
いつぞやのビールのボトルを利用することに。
まずは上下の2パーツに切り離し、下のパーツに炎の吹き出す穴(ジェット孔)をあけあけ。
下部分は後の作業をしやすくするため、ガス火であぶってなまらしたので丸焼け状態です。
(ですので、この後しこしこ紙やすりで磨きました。)
そして上のパーツをじょうご状にし、下部分に差し込んで…
合体!
あれまなんて簡単!
早速火をつけて見ましょう。
ほうほう、最初は中心部だけが燃え、
バーナー全体が熱くなると、内部のアルコールが蒸気になってサイドの穴から噴き出てきて…
静かですが力強く炎が吹き出す!
こうなると上にカップやお鍋を置いても大丈夫。
というわけで、取りあえず100均で買ったお好み焼きの生地入れをヤカン代わりにおいてみて…
へ〜、200tほどを3〜4分で沸かしたよ!
これ、結構実用性高いんでない?
「ほぅほぅ、何か良い香り♪」
せかくなんでミニチキンラーメンを作りました。
これは手軽で面白い!
そういうわけでさらにいくつか作ってみました。
左から初号機、二号機、三号機
初号機はノーマル。
二号機は気化室にスチールウールを仕込み、気化を促進。
予想通り火力は上がったが、燃焼時間が短くなった。
三号機は超薄型でこれ専用。
軍用の簡易五徳にスッポリはまる薄型タイプ!
(上に乗っけているのはステンたわしでプレヒート時に役立ちます。)
面積が広いので火力が結構強い。
五徳なしで直置きもできるようにしてみましたのでこういう置き方でも使えます。
でもここで誤算!
収まるようにギリギリの厚みにしたから、
燃料の容量が少な過ぎ、2分程度で燃え尽きる!
だから、200t沸かすには、途中で二度燃料を注ぎ足さねばなりません。
う〜ん、何とか考えて改良せねば…
とはいえ、どれもこれもすごく小さくて軽いから、
バイクでちょっと出かける時にポケットの放り込んでおくといいかもしんない。
(缶コーヒーくらいなら直火で温めることができそうだ。)
【追記】
前回ご紹介水筒(スイス軍レンジャーストーブセット)と併せて使ってみました。
するとうわさの煙突効果に反射熱も加わり火力は大幅アップ!
というか、アップしすぎで、あちこちから炎があふれて吹き出ている!
で…
350tの水を4〜5分で沸騰させました。
ただ、燃焼効率が上がりすぎるため、燃焼時間そのものは短縮してしまうので、
この場合は、ジェット孔以外からの蒸発の少ない、「単室蝶ネジぶたタイプ」が相性いいみたいです。
同じ空き缶の底を二つを重ね合わせ、上側の缶のサイドにぐるりとジェット孔、
そして上面中央にネジを差し込める穴をあけ、そこから燃料を注入。
そのネジでふたをして完成。
使用時は、まず本体にアルコールを少しかけ火を点けます。(プレヒート)
すると、全体が熱くなり、内部の燃料が気化しジェット孔空吹き出しそれに引火。
その後は同じサイクルで勝手に燃えてくれます。
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