おもちゃ32
カーボンフェルト
〜野点コーヒー〜
「せ〜んせ〜! な〜んか〜し〜て〜る〜!」
「な〜ん〜か〜、し〜て〜る〜!」
と、公園にやってきているたくさんの保育園児に指さされながら何かしていたのは昨日の私。
で、いったい何をしていたのかと言いますと、
「It is coffee break !」
そう先日から「火をつけたい!」と騒いでいましたが、
昨日は幸い良い天気の休日だったので、いつもの公園でコーヒーを楽しみに出たのです。
主役は先日ご紹介のこいつです。
RADIUS 42 (ラデュウス 42)
なんせ古いものなので、今までタンクの底の給油口からのガソリン漏れを起こしておりましたが、
先日やっと重い腰を上げ自作パッキンで何とか納めることができました。
でも実際使用した際に、熱と圧力で再び漏れ出す可能性もあるので、
今回はその実験も兼ねておるのです。
そしてついでにもう一点の実験も♪
(それはまた後述)
今回はドリップペーパーやパーコレーターを使わずに、以前愛用していたエスプレッソメーカーを使用しました。
小ぶりなんで、一人の時にはちょうど良いサイズなのですよね。
豆が入っている下の部分には水が入っており、
沸騰するとそれが豆を通過し、さらに上の方へ立ち上り、
このようにコポコポと上の部分にコーヒーになって立ち上りそこでたまる仕組みです。
この日は天気こそ良いものの、朝一番はまるで冬に逆戻りしたかのように寒かったのですが、
そんな冷えた空気の中でもバーナーは、
「シュボボボボ…」と元気に炎を履き続け、300ccのコーヒーをおよそ7分程度で沸かしてくれました。
気になっていたガソリン漏れも起こさないようなので、これで安心して実用できそう!
というわけで、
「いただきま〜す♪」(*^人^*)
コップ代わりの米計量カップは、小ぶりで冷めないうちに飲みきるのにちょうど良いサイズ!
(エスプレッソだとちょうど良い容量ですね。)
それでも今までなら、お代りする頃にコーヒはどんどん冷めていき、
後でもう一度沸かし直しをせねばいけなかったりしたのですが…
今回はこのような新兵器!
そう、100均で買ったアルミ保温シート!
これでぐるっと包んでいたので、10分ほど後でも十分温かいままでした。
でもこれって素材が素材だけに本来熱に弱いでしょ?
なのになぜ熱々のものをぐるっと包めているのでしょう?
実はそれが二つ目の実験!
このシートをほどいてみると…
中には黒いフェルトが!
このフェルト、見た目は普通のフェルトですが、素材がウールではなくカーボン。
本来は、溶接作業の時に下に敷きつめ飛び散る火花を安全に処理するために使うもので、
不燃性で断熱効果の非常に高いのです!
最近ではお仏壇の線香や燭台の下に敷いたり、鍋敷きに使われたりと日用品にもよく使われております。
(くわしくは「カーボンフェルト」で検索を。)
そういうわけで、扱いやすく、耐熱性の高いこれならば、
火からおろしたばかりのヤカンや、お鍋もそのまま包めるだろうし、
断熱性も高ければ、さらにその上に保温シートもかぶせれるんじゃね?
そう思った結果のこの実験、すごく満足のいく結果となりました!
バーナーの下に敷いておけば木の机や、テントの中でも安心できるし、
実は、重ねれば柔らかく暖かい座布団にもなるので、今後野外で遊ぶ時の必需品になりそうです。
そういうわけで実験はすべて成功!
大変満足でき楽しいひと時でした♪
ヽ(^∀^)ノ
そうそう、その後撤収作業をしていたら、
「なにをされておるのですか?」
今度は保育園児ではなくおじいさん。
(やはり傍目には、こういうことしてると気になるのだろうね。)
そこで片付けながら世間話を。
しかし、惜しいな〜。もう少し前ならコーヒーごちそうできたのに、と言うと、
「いや~、私はコーヒーが苦手なんですよ。」と。
だから次はお茶でも入れますから、また見かけたらお声をかけてくださいね。
とそう言って別れました。
今回の足はカブ
私と同い年のカブですが、まだまだ元気で土手の坂も登ってくれます。
(まあ、1速ですが…)
帰り道、トコトコとそれなりに元気に走るその感覚が、
先ほどの、シュボボボと元気に炎を上げるラデュウスとダブり、
なんか、一粒で二度おいしいく楽しい時間でした♪
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