麩饅頭については以前もご紹介しましたが、
今回のものは、前回のものとかなり感じが違うので、再度ご紹介させていただきます。
先ず見た目がまったく違いました。
私が見慣れているものは、緑色の笹の葉に全体を包まれた饅頭ですが、
これは、塩漬けされたまぁるい葉っぱ(サルトリイバラの葉っぱ)に、
まるで柏餅のように包まれております。
無論この形状が味にも差を作り出しております。
全体が包まれているものに比べ、空気に直接触れる面積が多いためか、
その饅頭の表面は、モチモチベトベトではなく、
どことなく、湿ったせんべいのように感じます。
ですがそのまま口に入れると、その感触は表面の薄皮一枚のことで、
かみ締めるほどにモチモチと、
そして、上品な漉し餡とともにすっと溶けてゆきます。
「やはり麩饅頭!」ヽ(^∀^)ノ
でもわずかな形態の差でこのように味に変化が出るとは面白いですね。
たとえるならば、
以前のが大福ならば、これは薯蕷(じょうよう)饅頭(いわゆる紅白饅頭)
麩の厚みも、これはいつものより薄いので、いよいよそう感じました。
また、いつものは鮮烈な水の味の印象だったのですが、
こちらは濃い山の葉っぱの味の印象がします。
これはこれですごく美味しい!
お値段もお手ごろなので是非一度どうぞ。
(*^人^*)
私は、近鉄百貨店あべの本店地下食料品売り場の、
全国のお菓子を扱っているコーナーでもとめましたが、
毎月10日限定だそうですから、行けない方は下記から通販なんてドウデスカ?
大口屋
〒483-8235 愛知県江南市布袋町中67
フリーダイヤル/0120-009-781
FAX/0120-44-0096
E-mail/sankira@ooguchiya.co.jp
余談ですが…
この葉っぱはうちらでは「サンキラ」と呼び、
こどもの日には、祖母がこれで柏餅を作ったりしてくれました。
更にちなみに…
サンキラはサルトリイバラの別名「山帰来(サンキライ)」から来ているようで、
本来毒消しに使われていましたが、あまりにも山に多く自生しているので、
あえて栽培せずとも、使うときに山に行き、とって帰ればいいわ、
とのことからついた名前だと聞いております。
久々にこの葉っぱに会えたので、それもまた嬉しかった。
ヽ(^∀^)ノ
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