食べ物♪70
赤い怪獣
今年の夏も、多くの友人たちが北海道へと走りに行った。
私は一度も行ったことがないですが、
その素晴らしさは理解できます。
「うらやましいな〜!」
そう思って店にいると、ある荷物が届きました。
ふむふむ・・・
見れば正に今北海道に渡っている友人からのものでした
「何だろう?」
私は箱をあけました。
!(・▽・)「何とびっくり!!」
そこには真っ赤な怪獣がぎっしり詰められておりました!
(注・興奮のあまりむきむきしてしまい写真が撮れたのはこの1匹だけでした)
生まれて初めて目にする花咲怪獣と毛むくじゃら怪獣!
なんとまあ、大きくてずっしりと重いのでしょうか!
ハサミを片手にいそいそと殻を剥きます。
中から現れたのは、赤と白のツートンが眼にも美しい剥き身です!
(なるほど、タラバの親戚だな・・)
身の感じがそっくりです。
驚いたことには、爪の先までしかりミッチリ身が詰まっていたこと!
毎回この怪獣の仲間(エビ含む)を食べるときに思うのは、
「この生き物って、本当に生きた缶詰のようだな・・」
しっかりしたパッケージに詰められた美味しい身。
余すとこなく食べられて・・・
でも殻だけ見てると、生前のまま。
なんだか、缶に詰められた、コンビーフなどのような気がしてきます。
皆さんは、そう思いませんか?
正に食べられるために生きているかのような、その身の迫力にしばし圧倒されました。
かくして!
花咲怪獣の最後の抵抗に、私の指先にはいくつかの穴ぼこがあきましたが、
全部の殻を剥き終わりました。
!(・▽・)「ひゃ〜!ぎっしり入っていたんだね〜!」
(右が花咲怪獣、左は毛むくじゃら怪獣の身です)
その後のことはあまり覚えておりません。
覚えているのは、缶ビールをあけるプシュ!という感触!
夢見るような甘い味!
主張しまくる北海の風味!
オレンジ色の(卵巣?)なんともいえない珍味!
...( = =) 「あぁぁぁぁ……♪」
ここで一句!
「海底で 捕まるために 生きている
その身の哀しさ 味になりけり」
かくて、花咲怪獣と毛むくじゃら怪獣は私と嫁の胃袋に納まりました。
(*^人^*)「あなたに、ただ、ただ、感謝です!」
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