食べ物♪120
どぶろく
先日、生まれて初めて口にしました。
さて、わたしのどぶろくイメージは、昔の映画やドラマ、小説などに出てくるものが大半だったので、
禁じられた荒いお酒というイメージが強かったのです。
さて、実際はどうでしょう?
まずはじめに驚いたのは、注がれた器!
「お茶碗!」ヽ(・∀・)ノ
グラスではなく、お茶碗!
う〜ん、雰囲気がいいな〜♪
うんうん、お米を強く意識します。
さてさて、肝心のお味は?
「おお!?」!(・∀・)
口元に近づけてまず驚いたのはその芳香!
何と甘い、果実の香り!
しかもそれは、もぎたてフルーツのそれではなく、熟した「ラ・フランス」のような濃厚な甘い香り。
そして、そのまま口に含むと、その香りは口から鼻に抜け一気に広がります。
「おおおおおぁ〜!」!(・∀・)
そして、味のほうも香りに負けないほど甘く、なんとも深い味わい!
思わず私はお店のおばちゃんに、「これって、材料は米だけ?」と尋ねました。
その甘みも、砂糖のそれではなく、やはり果物の甘味のように、強いがさっぱりしています。
リキュールのような甘ったるさとはまったく別物です。
そして、ほのかに感じる酸味は、まるで甘酒のよう。
口当たりのよさはワインにも似ていて、どろどろなくせに、すっと飲んでしまいます。
ある意味、おやつにも似たお酒です。
これは絶対やばいぞ〜!
アルコール度数を尋ねると、15度以下との返答が。
つまりビールの2〜3倍!
これは調子に乗ると必ずつぶれるぞ〜。
その昔、「にごり酒」というものを飲んだことがありましたが、それとはまったく違います。
重湯のようなどろどろの液体なのも、その味わいに深くかかわっているんでしょう。
普段口にする「清酒」が
なぜそう呼ばれるのかがすごく理解できました。
洗練され、研ぎにとがれて…
美味しい清酒はすきっとして、純粋で、まるで竹林のようにすがすがしいです。
反面このどぶろくは、多くの雑多なものが複雑に入り組んで、
力強いすばらしいハーモニーを奏でています。
そう、まるで豊かに茂る雑木林のような生命感!
どっちが勝るものでもなし、
お互い真似できないすばらしい旨みを持っていますね!
いや、今回は正直驚いた!
今までの私の「どぶろく観」は一転しました!
(*^人^*) 「親父さん、素敵なお店に連れて行ってくれてありがとうです!」
え〜っとお店の名前は「とさや」さん。
場所はここです。
知らなかったけれども、日本の焼肉文化発祥のお店のひとつらしいです。
「どうりで美味しかったはずだ!」ヽ(・∀・)ノ
【参考メモ】
韓国のどぶろくは「まっこり」といって、
韓国系の食材を商っているところだと牛乳のような紙パックにて売られているそうです。
一般に「甕」のような容器から柄杓ですくって、お椀で飲むようです。
以上、坊さんからの情報でした〜!
(*^人^*) 「さんきゅです!」
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