食べ物♪104
マックスコーヒー
〜自販機ドリンク考〜
以前より気になっておりました。
というのも、
ネット上でやたらと話題になることが多いのです!
曰く、
歯が溶ける!
曰く、
治療した虫歯が痛み出した!
曰く、
1本飲むとご飯はいらない!
などなど…
一体どうしたことでしょう?
その理由は、
ズバリ一点!
!(・∀・)「甘いらしいのです!」
ですので、せーやんさんが持ってきてくださったときは嬉しかったです。
ああ・・・
ついにあのマックスコーヒーを飲めるのか〜♪
どれどれ・・・
ごきゅ♪
ん?
ごきゅきゅ♪
んん?
!(・∀・)「普通に美味しいぞ!」
味自身は、ミルク風味の少ないコーヒー牛乳で、その中に練乳の甘さとコクを感じます。
あの不二家のミルキードリンクに雰囲気は似ています。
あれ?そういやミルキードリンクも「甘すぎる」とよく言われるな・・・
なぜだろ〜?
さて、以下は私の考察です。
思えば最近のコーヒーやジュース類は味が薄いです。
これはきっと、全体の味の好みが「薄味指向」になったこともあるでしょうが、
お茶の自販機が当たり前になってきたからだと私は思っております。
つまりどういうことかといいますと、
私らが小さかった時は、お茶をお金を出して買うなど考えられもしませんでした。
「お茶ぁ〜?何でお金ださなあかんのん?家で飲めるやん!」
こういう認識でしたから。
ですので自販機で買うものは特別なもの、
そう、ただの飲み物ではなく、「おやつ」に近いものであったのです。
よって、コーヒーにしろなんにせよ、味のはっきりしたものが好まれました。
でないと、お金を出す値打ちがないではないか、
っと、まあこのような考えですね。
ですので、缶コーヒーの味も喫茶店で飲むコーヒーとはまったく別の味になりました。
世界で最初の缶コーヒー、「UCCオリジナル」などはまさにそんな味です。
ところが今ではどうでしょう?
のどが渇けば蛇口をひねるように自販機に手を伸ばす、
そこにはお茶が当たり前に並んでいる。
そう、もはや缶コーヒーたちは特別な飲み物ではなくなって、
お茶と同じレベルにまでなってきました。
となると、差別化のために砂糖やミルクで化粧する必要はもうないのです。
しかも、小さなころから本物の味(コーヒーなりジュースなり)を知っている。そういう方が増えてきました。
そうなると今までとは反対に、でしゃばらずあっさりした味のものや、
不要なものを取り払い、より本来の味に近いものが好まれるようになってきました。
そして、以前は主流であった味は次第に時代遅れになり、
やがては消えるかどこかに追いやられることとなってきたのです。
さて、そこでマックスコーヒーな訳ですが、
じつはマックスコーヒーの味は、昔の「UCCオリジナル」に酷似しております!
つまりは一昔の味。
ですので、今の味覚に慣れた方々には「甘すぎる」
でも、昔を知ってる私には「美味しい」
こういう評価の別れ方が出るんではないでしょうか?
!(゜▽゜)b「いわば缶コーヒーのシーラカンス。」
では、やはり今の方々には甘すぎて美味しくないのでしょうか?
いえいえ、私はそうは思いません。
つまりはとらえ方の違い。
例えば、濃いめの「おしるこ」も、「こしあん」だと思ってみれば、薄いでしょ?
ですので、これを甘いと感じる方々にお願いがあります。
どうか、「コーヒー」だと思わずに「コーヒー牛乳」だと思って飲んでみてください。
きっとそんなにひどく甘いとは感じないと思いますが?
実際、子供の舌には他のどの缶コーヒーよりも美味しく感じるのではないかと思います。
【マックスこぼれ話】
マックスコーヒは現在地域限定販売されていますが、
東京の駅でも、
千葉方面行きにはマックスコーヒーの自販機があるのに、
他の方面行きには自販機がないそうです。
購買層もすごく限定されているんですね〜。
【追記】
昔は地方に行くほど、ファミレスの砂糖スティック一袋分の砂糖の量が増えていたそうです。
今ではコーヒーのお店も増えたので、そんなにひどく差はないと思うのですがどうでしょう?
あれ?
いつの間にか「ジョージア」の傘下にはいってる?
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