食べ物♪102


かんてん(ところてん)



こういうことがありまして、寒天不足で困っておりましたらば、

なんと伊勢のぱるけさんからこんなものを頂きました。


?(・∀・)?「むむむ?」

じつはこれ、寒天の原料の「天草(てんぐさ)」なんですよ〜!

まあ知識としては知っていましたが、実物を目にし、触れるのは初めてでした。

ご丁寧にも作り方まで同封してくださっておりました。

なになに、規定量の水に少量のお酢を入れ、40分間ほど煮込むのか…

そして、それを濾し、溶液を取ると…

ほほ〜、濾して残ったものを再度煮込めば又溶液が取れるのか…

早速やってみました!!(^◇^)ノ!

初めはこんな感じで全く溶け出す気配はありません。

しかし煮込んでゆくと、海の香りとともに

やがて、透明の海藻が鍋いっぱいに広がり始めます。

でも、全く溶け出す気配はありません。

ほんまに溶けるのか?

かき混ぜながら、煮込むこと20数分、

なかなか溶ける気配がないので、説明書をもう一度…

!(・∀・)「お酢!

お酢をちょびっと入れると…

なんだか全体がしなっとなったなと思ったらば

いきなりなんだかどろっとしてきて、

緩いおもゆ状になりました!(ほほ〜!))

更に20分ほど煮込んでみます。
よいしょ、よいしょ・・

お鍋を持ち上げ金網で濾します。

へ〜、全体が溶ける訳ではないのですね。

結構な量の出がらしが残ります。

では、この出がらしを再度煮込むか。

〜〜〜〜〜

結局3回煮込んでも、充分溶液は取れました。

まだいけそうですが、もうこれでも充分です。

でで〜ん♪

これが出来上がり!

右は1回目の溶液、

これは磯の香りが程よくするので黒蜜のトコロテンで♪

左のは2回目以降の溶液、

香りがないので、お菓子にはこの方が向くかも?

私は好物の「ミルクかん」を作りました。

さて、お味のほうは?

!(・∀・)「ンマ〜イ!」

感動の旨さです!

そして、嬉しい!ヾ(〃∇〃)〃

無論手間隙かけたからという理由もありますが、

いままで、加工品の状態でしか目にしていなかった食べ物の、正体をついに見た気がしたので、

それがすごく嬉しく美味しく感じました。



♪(((*^ω^*)))♪



ぱるけさんありがとうございました。<(_ _)>


【注記】

今回「寒天」と表記していますが、正しくは「トコロテン」です。

テングサを煮込んだ溶液を固めたものが「心太(トコロテン)」

その「トコロテン」を寒ざらしにて、乾燥させたものが「寒天(カンテン)」


でも私のほうでは子供のころより、

かたまりが「寒天」、麺状に突き出されたものが「トコロテン」と認識しておりましたので、

今回はあえて上のような表記にさせていただきました。


【追記】

ところで、ところてん…
漢字で書くと「心太」。
何でこんな感じなん?
何かの当て字?
そう思っていたら、どうも当初は「こころふと」と呼ばれており、
それが後に「こころてい」→「こころてん」(室町)→「ところてん」 (江戸)
と変化していった様子。
(なお当初の「こころふと」は、どうも凝り固まる太い海草という意味らしい)

というわけで、実はこの感じは当て字でもなんでもなく、
読みの方が勝手に変化しちゃったんですね。

で、ついでに言うと…

と思いましたが、こ先どんどん長くなるのでこの話しはまたの機会に♪

ちなみに、私は関西人なので、心太はおやつ♪
だから当然、かけてあるのは黒蜜であります!



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