バイク&車など39

【C105復活計画 その9】
足周りをスッキリ!(リア)後編
フレーム&サス周り
(12,07,28〜)





まずはスイングアーム。

これは小物だし、サビも軽かったのでチョチョイのチョイ♪

へい、いっちょう上がりぃ〜♪

さて、問題はフレーム。
こいつは大きいから、いっそのこと…

全部ばらして横倒し!

これだと覗きやすく、見やすく、手も入れやすいので作業がはかどる!

ちなみにこの時間になるともう、日も昇り日当たりもよくなってきたので、
路上にて上半身裸の海パン姿での作業!
いよいよ、見た目は鉄くずいじくるホームレスだ!

体中から汗が湧き出て、
それが額をつたいポタポタと地面に滴り落ちてきた頃何とか作業完了。

工具の入り込まない隅っこ部分が気になりますが、まあこんなもんでしょう。
後は地道にブラシを手で持ってゴシゴシしよう。

で、一番気になっていた最後部。
ここは例の浸水疑惑で最もサビがひどかった部分なので、
さびを落とすと穴が開くんじゃないかと心配していたところです。
でも、意外にもしっかりしていて、

サビを落とすと黒光りする地金が出てきてくれました。

さあ、今日はここまで。
後数日さびを落としたら、サビチェンジャーとサビ避け塗料を塗っていこう。
さて、その後はひたすらフレームのサビ落とし。
電動工具も使えない狭い部分ばかり残っているので、覚悟を決めて人力だ!
手にブラシを持って、ひたすらゴシゴシ!

そうなれば、作業しやすいように…
ひっくり返しちゃえ!
ついでにハーネスもコイルも全部取り外してしまえ!
で、ここまでして、ふとこう思った。

これってもしかしたら…

レストア(復活・再生)作業になってしまってるん違うん?

本当はここまでする気は全くなくて、
ただ走れるように軽整備するだけのつもりやったのに〜!?

人はこうして泥沼の深みにはまり込んでしうまうのだな…
さて、今朝は朝から曇り空で結構涼しい♪
ですので、またもやフレームを表に持ち出してサビ取り!

もう電動工具が入らない部分しか残っていないので、手にブラシを持って1時間。
曇っていて涼しいとはいえ、もう全身汗だく!

え〜い、サビ取りはもうええわ!
もうここで塗装や、塗装!

そういうわけで、サビ止めのため「サビチャンジャー」という薬品を筆で塗り塗り。
これは赤サビに反応し、黒い保護膜を作りサビの進行を止めるという優れもの!
でも粘度が高いので、結構塗りにくい。
だから全部塗り終わるのに1時間ほどかかってしまいました。
だからホラ、塗り終わる頃には反応が進んで良い感じに真っ黒!
後は乾燥を待って、黒のサビ止め塗料を吹きつけよう!

そうそう、今朝も上半身裸の海パン一丁で、
通りかかるご近所さんと挨拶を交わしながら作業していたんです。
すると、犬仲間のおっちゃんが「テーピングして頑張るな〜!」と。
そう、ただ今ギックリ腰(背中?)の治療のため
背中に大きくテーピングしているのです。
ま、元来そういうことには結構無頓着な私なんですが、

まてよ…、この格好で表で作業していたら、
テーピングの形に日焼けするではないか?!

う〜んこれは少々カッコ悪い!
そう思い、気持ち太陽から背中をそらしつつ作業をしました。
(=^^=)ゞ
で、翌朝一番、黒の塗料を景気よく吹きつけて完了!
今までは、他の部分に塗料が飛ばないように
新聞紙とテープでマスキングをしていましたが、
今回初めて100均で売っていたマスキングテープを使用。
テープの片方の端っこにビニールがくっついているので、
すごく作業がしやすく、手早い!
こんなのも100円であるんやなぁ〜!

これにてフレームのサビ取りは終了ということで、
後は外した配線の導通をチェックした後、配線のしなおしだ!
というわけで… 次はリアサス!

これを手入して、組みなおせば足周りは完了です。

ヽ(^∀^)ノ
さて、この日は休みだったので、朝からガレージにこもり黙々と作業。
とはいえ、今回は室内作業なのでエアコンを効かせた部屋の中で座りながら。
で、いったい何をしていたのかというと、
先日取り外したリアサスをきれいにしようと、こういうものをこしらえていたのです。

「うりゃ!しまるぞ、しまるぞぉ〜!」
「いやぁ〜!喰い込むぅ〜!やめぇてぇ〜〜!」
φ(._*)☆\(-_-)SMプレイか!

いえいえ、そういうものではなく、これは両側のネジを手でひねることにより、
サスのバネを押し縮め楽に分解できる装置!
一人では硬くて押し縮められないバネも、これなら楽々!
われながら頭いいなぁ〜♪
そう思いつつネジをグリグリ回していくと、
「お♪いけるいける♪」
予定通り、バネが縮みだし中からナットが見えてきました。
これでここにスパナをさしこめば!
そう思った矢先…

「んん?急に手ごたえが変わったぞ?あれ?なんやこれぇ〜!」
バネの力に負けて、左側の鉄板がぐにゃりと曲がってしまいました!
しまった!強度不足や!
やっぱ100均のステーや無くて、ちゃんとした建築資材を使えばよかった!

そこで、のそのそと使えそうなステーを探しに立ち上がったとたん!

「うっくっ!キタ!腰にキタ〜!」

急に軽い
ギックリ腰に襲われ、作業はそのまま中断し、気分転換に散髪に行きました。

で、その後もう一度ガレージに行くと…
まあ!なんということでしょう〜!

「サスがバラバラ〜♪」

え?なにこれ!
もしかして妖精さん?!

そう、長年使い慣れた作業場では、本当に困っとき妖精さんが現れて、
人知れず作業をこなしてくれるという、そういう伝説があるのです!
そして、このガレージも私が物心ついた頃から住み慣れた場所!
妖精さんがいても不思議ではない!

そしてカメラはついにその姿を捕らえたのです!
これが妖精さんだぁ〜!

「ええ仕事しまっせぇ〜♪」

そうか!妖精さんの正体は個人教授さんだったのかぁ〜!ヽ(^∀^)ノ

実は、ちょうど私が散髪を終える頃彼から連絡があったので、
ガレージにおびき寄せ、分解作業を手伝ってもらっていたのです!
いや〜、なんやかんやと手製の変な道具を使うよりも、やっぱこういうのは力技!
二人いたら、あのバネもエイヤァ!で押し縮めれて分解バラバラ〜!
いや〜、人力って基本だなぁ〜。
そういうわけで、その後は古過ぎて見慣れないその内部構造を二人で確認。
「これいったいどうなってるんや?」
「まだ分解できるんかな?」
「あぶって温めてみる?」

結局このダンパーは分解不可能との結論になり、このまま内部洗浄することに。

構造的にはどうも、内部にピストンとバネが入っていて、
それが表側のバネと正反対の動きをしダンパーの効果を果たしている様子。
とりあえずきれいな灯油を入れてシコシコさせて、
きれいになったら脱脂してグリス注入か。

ちなみに、マニュアルによると、注入するグリスの量は1ccだそうです。
2ccにしたら硬めのセッティングになるのかな?

で、その後は奥さんを呼び出し3人で食事に。
古いバイクをいじった時は、やっぱ食べるのも古いお店で♪
そういうわけで…
創業110年、毎度おなじみ「やっこ」の天ど〜ん

個人教授さんの舌にも合ったようで、
「これ、とんねるずの汚ミシュランにいけまっせ!」と♪

その後個人教授さんも私も用事があったので、そこでさいなら。
(*^人^*) 「いつもありがとう、おかげで助かります!」
だから、今度は組み付けの時も来てね〜!
さて、前回分解したサスペンションですが、
バネのサビはともかくも、内部のダンパー装置がどうもよろいしく無い。
きれいに内部を掃除してみたものの、
2本のうち1本が完全に何の抵抗もなく動く!
もう本当にスカスカ!
手で持って傾けてみると、内部で勝手にピストンが動いているのがよく分かる。
つまり、ロッドとピストンが外れてしまっている!
だから分解して連結させればいいのだけども、どうもここから先は分解できない様子。
ごく初期のモデルは分解できたようですが、私のはがっちりかしめてあってびくともしない!
でもこのままでは使用できないから、どうせ使えないものなら一か八か工具で切断?
で、その後溶接で元通りにしてみる?

一応これに合うサスも現在新品で販売されてるけど派手でいやなんよね。
(あのグレーのカバーもついてないし)

と、そう思っていた矢先!
某オークションで新品再生産物を発見!
送料込みで9000円か…
ん?これ多分海外生産だろ?
で、ケーブルのときと同様海外のサイトを見に行くと、

「やっぱりあるじゃないか!」
しかも、色も同じグレー!

で価格を見てみると、約35ドル(2800円!)
こりゃ国内で買うよりはるかに安い!
で、気になる送料は44ドル(3520円)と本体より高くなるけれど、
それでも6000円ちょっと!

というわけで思い切ってクリックしてしまいました。
なんとまあ、1週間足らずで到着!(=^^=)ゞ

でも、古い方式のダンパーの乗り味も試してみたいので、
サスの再生はあきらめません。

さあ、これでスイングアームも取り付けることができるぞ!

勢いでハンドルも組み付けちゃえ!

やった〜!

そういうわけで、久しぶりにバイクの形に戻ってきました!

実はこのサスを探す際、ついでにマフラーも見つけ注文していたのです。
それもちょうど届いたので、新旧並べて記念撮影。

ウ〜ン、ピカピカ!

未開封なので開けるのがもったいないから、
いつか完璧にきれいにするときまで取って置こうか?

実はそんなことを思いながら、未装着でずっと置いてあるメッサーの部品がたくさん!
いつかは完璧にきれいにする気ではあるのだけれど、
当座は楽しく乗るほうがいいなと思って早20年以上。
本当にいつかきれいにする日が来るのだろうか?

まあ、置いとけば、いつか誰かの役に立つでしょう。

そういうわけで、中古のサイレンサーをまた探さねば!
(=^^=)ゞ
さて、そういうわけでとりあえず前後とも足周りが完成!
ついでにタンクと、新調したシートも装着しました。

久々に自立でき、見た目もすっかりバイクらしくなりました!


シートとサイドスタンドの赤色が地味な車体色に映えて良い感じだな〜!

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