バイク&車など37

【C105復活計画 その7】

フロント周り&電装関係再生!

先日フロント部分の足回りをやっつけたわけですが、
ふと視線を上に向けると…
「あちゃ〜、かなりきている!」
樹脂製のカバーは割れてもげる寸前、そしてそのすきまから覗くと内部はほこりとサビだらけ!
だからこの際なんで覚悟を決めて、ハンドル周りも手入れすることに。

まずは樹脂カバーをベロンとめくります。

うわ〜!各種配線が出てきたけど、汚れで色の区別がつかなくなってる!
無論接合部分はカッチカチに固着して、引っ張ると線が切れそう。

そこでとりあえず、ホコリを払って端子の接合部分に給油。



で、なんとなく中を覗いてみると…



「なんで!?完全に緩んではずれてるやん!」

このステムナットは、ハンドルとフォークを固定する一番大事な部分!
もしもこんな風にはずれた状態で乗っていたら、ハンドルが暴れて転倒間違いなし!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

あ〜、めんどくさがらず開けてみてよかった…。
(でも本当になぜ緩んでいたんだろう?)
この分だとこの下にあるベアリングも怪しいな。

そこでベアリングを見てみるとこの状態!
う〜ん、やはり。
まるで水飴のように変色・変質したグリスが゙わずかに残る程度。
でも幸いベアリングボール自体はサビも傷も欠けもなくきれい!
だからきれいに洗ったら十分使える!

で、フォークを引き抜きステムを見ると、
なんと、サビもなくかなりきれい!
この車体、やっぱあまり動いてないぞ…
下側のベアリングも同様だったので、落とさぬように回収。
こんな感じで台座にこびりついた古いグリスや汚れは、
おなじみ灯油とパーツクリーナーでさっさと掃除。
ちなみに、ボールの脱着は強力磁石片手に行います。
すると手を滑らせても、ボールを落としてしまうことがないから。
こういう小さく転がる部品は、落とすと絶対なくなるんですよね。

そういうわけで、ボールも台座もきれいになったら、元通りに組み込むだけ。
(きれいになった写真を撮るの忘れてた!)


で、きれいに掃除した後は、台座にグリスをたっぷり塗って、
ボールを慎重に並べたら、後はそっと一気に組み立てるだけ!
結構神経使う作業なんで、悪星君に手伝ってもらいました。
(*^人^*)

で、カバーを取り付け一応完了!
カバー内部は軽くサビを落とし、おなじみサビチャンジャーでサビ止め。
(黒く変色した部分が保護膜。)

お〜!すごくスムーズに動いて気持ちが良い!
ちなみに、このステムナットのねじ山がさびていたりして固い場合は、
専用工具がないと取り外しに苦労します。
普通はタガネで叩いて対応しますが゙、中途半端に固い時など、
私はこういう工具を使っております。

100均で買った「ウォーターレンチ」の先端をサンダで薄く加工したもの。
もともとは、ダイバーズウォッチの裏ブタをはずすために作ったのですが、
これが意外と便利!
困った時に大活躍してくれてます。
さて、こうなればそのままハンドルを組みなおしても良いのだけれども、
せっかくばらしたんだから、ついでにあちこちきれいにしよう!
まずはメーターの動作確認!
これはいきなり動かそうとすると、
油切れを起こした部品が抵抗になって、壊れてしまう可能性があります。
だから私は、古いメーターの場合は、まず潤滑剤を軽く吹いて放置した後、
そっとケーブルを数回回し、再び潤滑剤を入れて放置した後に回しております。
(潤滑剤を吹きすぎると、文字盤のとこまで油が飛んで大変だからほどほどに)

どきどきでしたが無事作動!
動いた時はなんか感動♪
そうそうこの間個人教授さんにきれいにしてもらったブレーキレバーですが、
あの時書いたように、あまりにきれいなので観賞用としたため、
代わりのレバーの入手に動いておりました。
で、ケーブル同様レプリカが海外で安くあったので、数本まとめて購入!
ただ、昔の本物と違って安全のためにレバー先端部分に丸い玉がくっついているのです。
これがどうもスマートじゃない!
そういうじゃまなタマタマはいらないんだ〜!
というわけで、早速去勢手術♪

ギャ〜ンと切って、ガシガシ、シコシコと磨きました。
とはいえ、個人教授さんほど腕も根気もないので磨きはこの程度!
鈍く光るくらいが古い車体には合うはずだ!(と言い訳。)

上が手術後、下が術前。
一応とんがりすぎたらあぶないので、程よく丸みを持たせてあります。
ハンドルを裏側から見たところ。

サビが浮いているのできれいにしたいところですが、
このようにカバーとパイプが溶接されて複雑になっていて、
ブラシなどの道具が上手く入り込めない。
仕方がないので、できる範囲だけさびを落として、後はお得意のサビチェンジャー。
そしてウインカーも取り外して掃除しよう!。
さて、ウインカーなんですが…
片方のレンズにひびが入り、一部分欠けております。
ここをどうして修理しようかと考えていたら、それよりももっと困った問題が。

これ、ゴムとレンズが癒着して離れへんやん!
アーマーオ−ル、556、ヒートガン、それらをためしたけれど、
ゴムのもろくなった部分がどうしてもはがれず、
無理して剥がそうとしたら、古いゴムがちぎれそう…

これなんかええ方法ないかいな?

そういうわけで、しばらく頭をひねっている間に裏側を掃除。
この銅版がハンドル本体の塗装をはいである部分と接触しアースをとってます。
上が磨いた後、したが磨きかけ。
本当は「これ茶色の塗装?」とそう思うほどに汚れてましたが、
その時写真を撮るのを忘れてました。

(=^^=)ゞ

で、フロントがこうなら、リアウインカーとかもえらいことになってるんちゃう?

そう思って引っぺがすと…
うわぁ〜!

もうサビ以外あらへんがな!
しかもガッチリフェンダーにくっついって引っぺがすことがでけへん!

こういうときはとりあえず556か…
で、テールランプの中はこんな感じ。
ホコリが積もっているものさびはなく一安心。

でもこの白い発泡スチロールの粒みたいなのは何やぁ?

ん〜?

あ〜〜〜〜!?

クモの卵の抜け殻や!

なるほど、ここは安心して子育てできるええ場所やったんか!
レンズ類は案外きれいな状態なんでよかった♪

ゴムもほどほどにしっかりしていてひと安心。
このゴムは形状が立体的で形状が複雑だから、作るのは苦労するのですよ。
さすがにか硬化してますが、アーマーオール漬けにしたら復活するでしょう。
さて、↑で言っていたウインカーですが、
すきまに針を差込みつつ556をじわじわ吹き付け浸透させ、
二日がかりで何とかはがすことに成功しました。

レンズとの接触面積の広い部分は完全に接着状態で、もろくなったゴムが崩れ取れてしまいました。
さてどうしたもんか…

しばらく考えた後、良いものを思い出しました。
それは愛用の靴の補修剤!
糊状になっていていますが、一日あれば完全にゴム状に硬化します。
これを割り箸を削ったヘラでウイーンカーに盛って、伸ばして、整形して…


よし!見てくれはイマイチだが何とか完成!
ヽ(^∀^)ノ

後はレンズのヒビと欠けですが、こちらはしょっち〜さんが、
「わしにまかせなさい!」
と言ってくれたので、休みでぶらぶらしていたしのやんに持って行ってもらいました。

で、後日バンドの練習後の帰り道にしょっち〜さん宅を襲撃!
というのも、この日のお昼に
「ウインカーレンズの修理ができたよ!」
と連絡をもらっていたので♪

で、ジュースまでご馳走になりながら、つい腰を落ち着けてしまい、
気がつけば日付が変わる頃まで楽しくお話しておりました♪
おまけに採れたて新鮮野菜までお土産に頂いて、
ほんとにもう、おんぶに抱っこに肩車!
何から何までありがとうございました。
(*^人^*)
そういうわけで、これがきれいに復活したレンズです!
どっちが欠けていたほうかわかります?
答えは上の方なんですが、もう分からないでしょ?
おまけに手触りもすごくツルツルで全く継ぎ目が分からない!
「これいったいどうやって直したん?」
「アクリル板を欠けた部分の形に切り出して、継ぎ、接着、磨き♪」
「おおおおおおおおおお〜!」

さすがプロ!
実はしょっち〜さんは、大阪でも有名な鉄道模型店を営む工作のプロ!
技術アイディア共に我々一般人とはやっぱ違います!
(ちなみに同い年なので、ただ今二人でシクシク(4949)団を結成しております。)

というわけで、鉄道模型のことなら大阪日本橋の「グリーンマックス」へGO!
気のいいアニキがあなたの技術指導もしてくれるよ!
ヽ(^∀^)ノ
ウインカリレー、セレン式整流器は見た目がきれいなのでなんとなくOKそう、
コイルも汚れてはいるものの、なんとなく生きているでしょう。
ですが、バッテリーだけは完全にアウト!
ま、消耗品だから、ここは潔く新品を投入しましょう。

ところで、左の赤く四角いものがセレン整流器なんですが、
これはかなり旧式の半導体で、現在のシリコン系のものと比べると、
大きくて効率も悪くいのでトラブルも多く、何より材料に有害物質を含みます。
ですので、シリコン化も考えのうちにはあるのですが…

う〜ん、なんか雰囲気がすごく良い!
地味ぃ〜な色の中で、唯一真っ赤!
その圧倒的な存在感がすばらしい!

だからしばらくはこのまま使用し続けるつもりであります。
万が一のために、予備のシリコン整流器を積んでおけばいいかな?
なんてったって、あれはすごく小さいから。

次へ

戻る

バイクトップへ