バイク&車など33

スーパーカブ c105

【C105復活計画 その3】

魅惑の燃料周り♪
タンク&キャブ分解清掃!


(12.07.07)

さて、これからしばらくは集中して燃料周りを整備していくことにします。
まずは燃料の源泉、燃料タンク!

エンジンやキャブ、そしてマフラー、こういう末端部をいくらきれいにしても、
大もとのタンクが汚れていれば、行き渡る燃料も汚れるわけだから意味がない。
ですのでめんどくさいですけど順番に♪

まずはタンクを取り外すわけですが、カブのタンクには燃料コックがついていないので、
事前に燃料を抜ききらねばなりません。
燃料ホースからチロチロと流れ出す古いガソリンを根気よく抜き取ります。
よくこの臭いを「臭い!」と嫌う人がいますが、実は私は結構好き!
だから「臭い」ではなく「匂い」でもいいのではないかと思ってしまいます。
特にいつから入っているカ分からない古いガソリンには、甘いような違うような、
鼻の奥にひっかる独特の感じがあります。
そういうのをかぎながら作業をすると、思わず、
「ほえ〜、ええ感じやね〜♪」

だから私にしてみれば、燃料周りの整備は結構魅惑的♪

ん?

あれ?もしかしてコレって、シンナー遊びの一種か?
そういや大抵、近所迷惑を考えて締め切ったガレージの中でひっそりと作業しているが、
それって風通し思いっきり悪い密室やん!

ということは…

わしの脳もう溶け始めてる?!

気分はもうシンナーマン!(・∀・)



そんなこといってる間にタンクは取り外され、そこには50年にわたり積み重ねられたほこりが!


で、それをきれいにふき取ると…



(・∀・)「おお〜!これが新車当時の車体色か!」

深く味わいのあるその塗装にしばし感動!

というわけで、とりあえずタンクを外せたわけですが、その中を覗くと案の定全面にサビが!
するとホースから出た最後のひとしぼりが、
「ぼババババ!」
細かく砕いたコーンフレークのようなサビカスが!
まるで尿路結石ではないの!
こんなのが中に残ったままでは、いくらエンジンやキャブをきれいにしても意味がない!
万が一途中で詰まったら、結石と同じく動けなくなり欠席だ!

そういうわけで、まずはタンク内のサビとりですね。
さて、ここはどうしよう?
ボルトや鎖を入れて振り続ける地味な作業でもいいけれど、
ここは一番薬剤に頼るか?
それともまぜるな危険のサンポール?
でもサンポールはきつすぎて古いタンクに穴が開きそうだし、
薬剤は高価だから、どうかしたらきれいな中古のタンクが買えちゃうし…

だから結局、地味に灯油を入れて、こすっては流す作業に。
途中磁石で破片を取り除き根気よく、根気よく。
まあ、多少取りきれない細かな破片がのこるけど、
あとは磁石を入れっぱなしニしておけば、そこで固まってくれるだろうし、
そのほかの破片は、ストレナー(ろ過装置)をホースにかませば大丈夫でしょう♪


というわけで、次に燃料が流れる場所はキャブ!
だから次回はキャブの分解清掃です。


すでにもうケーブルもホースもはずしているので取り外しはいたって簡単♪



ん?かなりカーボンがこびりついているね。
吹き返しがあろうがなかろうが、気にせずバンバン回され続けたのでしょうな。




ちなみに、上の赤矢印の部分が燃料コック。
カブの燃料コックはタンクではなくキャブの頭についているので、
キャブ掃除のたびにホースから流れ出す燃料の処理がメンドクサイ。
ここらも少し考えてみよう

それにしても…

なんとまあ、手のひらにすっぽり入る可愛いキャブ♪
その可愛らしさに思わず歌が出ちゃいます。

OH〜! キャブ♪ アイム バッタ ふぅ〜♪

あ、あれはキャロルか!(=^^=)ゞ

でもこのキャブ、今まで私がいじったことのあるカブエンジンのキャブとは似ても似つかない。
何でも「ダウンドラフト」というタイプで、空気と燃料の流れが縦方向。
だから、重力に逆らわずスムースになり、アイドリングや始動性がいいとのこと。

そういやレーシングタイプでよくこういうのを見かけるな…

でもまあ、キャブはキャブ、ばらしてしまえば大体の見当はつくでしょう。
そういうわけでバラバラ〜♪



うわぁ〜!見事に汚れてるな〜!
さび付いてるわ、謎の白いカサカサガこびりついてるわ、
おまけにゴムのOリングは全てお亡くなりになっているわ!


こりゃもう掃除の前にお風呂に入っていただくしかありません。

というわけで…



しばしの間灯油のお風呂で肩までじっくり浸かってもらっておくことに。

さ、お風呂からあがったら磨き倒すぞ!


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