バイク&車など32


【C105復活計画 その2】

そしてエンジン全バラ!犯人特定!
&ケーブル掃除♪



【カブいじり4】 〜分解バラバラ〜
(2012,07,05)

昨日56君のところにエンジンを持ち込み分解させてもらいました。
固着に次ぐ固着!
そこで大活躍は、科学の力!
工具の威力は絶大だ〜!
こりゃ絶対自宅では無理だった!
(=^^=)ゞ

で、結局クラッチ側でなく、ギアボックス内での何かが原因だろうということで、
さらにエンジンを割っていくことに。



だからヘッドもシリンダもはずします。





で、中を開けたらシリンダはきれいでひと安心♪




子供用のお箸のようなプッシュロッドが可愛くて笑えてしまった♪


腰下はコールタールのサビフレークまぶし!

コッテコテにもほどがある!

で、シフトペダルの動かない原因は、
ギアを切り替える際に動くべきパーツがさび付いて固着していたみたい。

油圧のプレスで押し出してやっと抜くことが出来ました。
(このシフトドラムシフトアームがサビで固着してました))

場所的に、ちょうど静止時はオイルに浸っていない部分なので、
それでさび付いた様子。
だからやっぱり機械ものは定期的に動かさねばだめですね。

それでもまだどうしてもはずれない部品(フラマグ関係)があるので、
あとは56君にお願いすることにし、バラバラになったエンジンを置いて帰りました。

こういうわけで、結局エンジンを最後までばらしちゃったので、
これを機会に、消耗部品を新品にしてやろうとたくらんでおります。
でも古いエンジンなので部品があるかな?
まずはピストンリングとポイントを探さねば!

そうそう、先ほど入手した資料によると、このカブは1961年製と判明したので、
私より二つ年上ということになります。
兄貴と同じ丑年か…
道理で、頑固で動かない「こって牛」や!

*こって牛
→頑固、強情で人の言うことを聞かない者。
(広島地方では元気な去勢前の雄牛を示す)



【カブいじり5】 〜ぼったくられてたまるかよ!〜
(2012.07.06)

古いバイクの場合、磨けばきれいになる部品もありますが、
そうも行かない部品も多々ありまして、それが見た目だけの問題ならいいのですが、
安全に関わる消耗部品だとそうは行かず、結局新品を入れるほうが良いことがあります。
その代表的な例が、ブレーキやアクセルのワイヤー類。
ですのでここには新品部品をおごってやろうと思っていたのですよ。
見た感じ、現行カブの部品とそう差がなさそうなのでそれで合うだろうし。

と・こ・ろ・が!

取り付け部分の形が違うので取り付けできないとのこと。
えぇ〜?合えへんのぉ〜?
困ったな…
そこで、ネットで部品を検索してみたら、結構ヒットするではないの!
当時のでもほとんどはプレミアのついたデッドストックものか、車体からはずした中古品。
う〜ん…
そしたらなんと「新品再生産品!」とうたっているショップが!
すぐさま見に行くと、あったあったありました!
ブレーキワイヤ、アクセルワイヤ、そしてスピードメーターケーブル!

と・こ・ろ・が!

1本約4000円ん〜〜?!
そりゃ再生産でコストがかかるのは分かるけど、こりゃちょっときついね。
(普通は1200円前後違うかな?)
で、しばらく悩んだ後。

そうだ!
もしかしたら海外になら部品あるんじゃね?
なんせ世界中でバカ売れしたバイクだから。
そこで、英語で検索してみたら…

(・∀・)「やたっ!♪」

でるわでるわ!
そしてお目当てのケーブルも!
で、そのケーブルの写真、なんか見覚えあるぞ…
あれ?
これさっき見た日本のショップのんとまったく一緒やん!
ははぁ〜ん、ここから仕入れとるな!
なのに、こっちは3本セット(ブレーキ、アクセル、メーター)で…
18.8$!?
えええ?日本円だと2000円足らず?
送料入れても4000円足らず?!
え!でもお店では12000円やったやん!
いくら商売とはいえ3倍も吹っかけるか?!

そういうわけで、早速個人輸入を試みました。

と・こ・ろ・が!

発送先が世界中になっているくせに、「日本は送れないよ。」との表示!
そこで多大甘先方に問い合わせと、ただ今難航中!
だから、とりあえずは今あるケーブルの状態を見て、いけそうなら掃除で済ますぞ!

なんでも新品にすりゃいいってもんでもないよな!
(あれ?冒頭と反対のこと言うてしもてる!)

なんにせよ、ぼったくられてたまるかい!


そんなわけもあって、雨降りの昨日はガレージ内で地味な作業。


まずは軽く給油をした後、慎重に取り外し。
まずはブレーキワイヤから。
一番傷みやすい部分は、手元のレバー接合部。
ここがすれたりさびたりしてほつれていたらもうアウト!
あと足元の車輪側の方が水でさび付いていたりとかもヤバイ!
そこで、恐る恐る覗いてみると…

「ほっよかった〜♪」


一番気になった根っこの部分にヘタリもほつれもなく、
また、下の方も雨避けのゴムブーツもきれいでサビもまったくいない!
これならいけそうやん♪

では残るアクセルワイヤは?
こちらはブレーキワイヤより細いので、よくさびてほつれるんですよね。
で、こっちも恐る恐る開けてみると…

「えっ!うそ!?なにこれ?やだぁ〜♪」


なんということでしょう〜♪
汚れを落とすと、そこには予想外にきれいなケーブルが!
なるほど、昔だからハンドルにそってワイヤが引かれるようになっているんで、
レバーとの付け根で曲がりやねじれが生じないからなんだな!



このタイプは、操作性とかタッチとかはイマイチだけど、
耐久性という視点から見たらすごく合理的だ!

そういうわけで、むき出しになった日本のケーブルにまずはCRCを注入してシコシコシコ♪
こうして汚れをまず落としてしまいます。
普通内部が汚れていると、ここでさび色のオイルが出てくるのですが、
今回は普通に黒ずんでいるだけなので、いよいよワイヤはさびていず大丈夫そう!

で、大方きれいになったら、最後に粘っこいオイルを流し子で完了!
CRCだけでもよく動くようにはなるのですが、
あれはさらさらしてる分、わりと短期間で流れ出てしまい潤滑しなくなるので、
あくまで清掃用と考えて、ケーブルには粘りのあるものを入れねばならんのです。

でも粘りがあるものは、なかなか染みこんでいかないから、私はいつもこの方法。



ビニール袋の端っこを三角形にカットして、底に穴を開けケーブルに通しジョウゴのように固定してからそこにオイルを注ぎます。
こうして一晩も置けば、きれいにケーブル内にオイルが行き渡るのです。
(今回はガレージに転がっていたモチュールを使用!)
最近は注ぎ口が極細ストローみたいになったのワイヤー注入スプレーも売っていますが、
あれもそうそう上手く入らないんですよね。

って。



うわっ!
ずっぽし入った!

こりゃ便利だ…


そういうわけで、ケーブル類が気持ちよく動くようになったので、
次はその先にある、ものもスムーズにきちんと動くようにせねば!
というわけで、
次回は、ブレーキ本体と、キャブレター本体を分解清掃だ!
ヽ(^∀^)ノ



次へ

戻る

バイクトップへ