犬104♪
できることと、できないこと
先日こういうことがありました。
「実録・幸運なわんこ」
この中で書いてもいますが、人間の場合は「幸運」は願ってもどうにもなりませんが、
ペットたちの場合は、人間が何とかすれば「不運」なこにも「幸運」を与えることができる場合もあります。
うがった言い方かもしれませんが、ある意味ペットの運命を握っているのは人間です。
今ペットと人間と書きましたが、この場合人間は特にペットの飼い主を指すわけではありません。
つまり、近所でひどい目に会っているペットがいるとした場合、
そのペットの運命は飼い主が握っているのではなく、周囲の人間の手にもゆだねられているという意味です。
同じく、飼い主がいない野良犬などの場合も同様。
かかわってしまうか否かにかかわらず、すべての人間の手にそれらの運命はゆだねられます。
無論、できることとできないことがあるので、すべてのペットたちを救うことは現実的では不可能です。
でも思うのです。
できないながらも、何かできないだろうか?
後になってよく思うこと、つまり、後悔はいつも、
「あの時ああすることができたのではないか?」
昔、年老いた迷い犬とかかわりました。
あの時は、あの時なりにできることをした気でいましたが、
それ以降思うのは後悔ばかり。
無論、どうしようもない事情もあって、世間的には言い訳できるのでしょうが、
自分の心だけは、決してごまかせないものです。
何故あの時、もう一歩動かなかったのか?
何故、もっと他の考え方ができなかったのか?
何故?何故?
いまでも、胸に鎖のように絡まった思いがあります。
きっとこの思いはこれからも決して弱まることなく、私の中で渦巻いていくのでしょう。
だからこそ、いつも思います。
「今自分に何ができる?何ができる?」
これからずっと、できることはできるだけして、
あの老犬に謝りたい。
皆さんはそういう思いを抱えないように、
できることをよく考え抜いて、してやってください。
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