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第12回いや〜ん旅行♪

おかげまいり
〜三重県 伊勢周辺〜
(2015,02,17)


月に1度ののツーリング。
でも毎年2月は寒いやら、道が凍るやらで、バイクではなく車でおでかけ。
だから私らの仲間うちでの、年に一度の日帰り旅行。
いわゆる、慰安旅行ならぬ「いや〜ん旅行」。

今回は初心に帰り久しぶりに伊勢に行くことになりました。

当日は、バイクなら間違いなく中止になるような冷たい雨の降る天気でしたが、
「いや〜ん」はバイクではなく車なので全く問題なし!
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今回は個人教授さんの車に相乗りさせていただきました。

で、ワイワイといろいろしゃべりながら走っていると、3時間ほどで伊勢に到着!
そこで現地待ち合わせのメンバーと会うために集合場所に向かうと…

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「遅いよ〜!」

タダz−の愛犬小華ちゃんことハナちゃんが元気いっぱいにお出迎えしてくれました。

だからまずはハナちゃんも一緒に記念撮影!
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パシャ!
伊勢ということで久々に現地在住のふみさんとも再会♪

だからみんな揃って、無論わんこ連れでお伊勢さんにお参り。

「え?わんこ連れでお参りしてもいいの?」

そう思われた方々も多いでしょうが、
実は江戸時代には、お伊勢参りしたくともなかなかできなかったので、
かわりに愛犬を代役に立て、お参りさせてお札をもらってくるということが流行ったのです。
それがいわゆる「おかげ犬」
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無論、犬が一匹でいけるはずもないので、犬の首に行き先を書いた紙とお賽銭などを括り付けておき、
それを見た旅人が一緒に同行してくれるというシステムだったようです。
この場合、おさい銭を盗んだりする人はあまりいなかったどころか、
むしろ、「主人に変わりお参りするとは、なんとも立派な犬だ!」とお金を足してくれたり、
食事や寝床の世話をしてくれる人も少なくなかったそうです。
なんとも良い時代でしたね〜♪

さすがに今ではお宮の中まで犬が入ることはできませんが、
それでも、お参りする入口の前には、犬を無料で預かってくれる場所があり、
飼い主はそこで犬を預け安心してお参りすることができるのです。
これもおかげ犬の名残なんでしょうね。


無論今回おかげ犬のハナちゃんも、みなが驚くこの忠犬ぶり!
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串カツには目もくれぬこの姿勢はどうだ!!

というか…

本当はこの時ハナちゃんの視線の先にはコロッケがあって、
この直後、私の串カツに気づき、即座にこちらに向き直しました。
(だから豚を一口あげました♪)

しかしまあ、雨の平日にもかかわらず、なんとも人出の多いこと!
それも、意外に若い子たちが多い多い!!
もしかしたら、最近伊勢は若い子の間でブームなのか?
だとしたら、またおかげ犬が復活することもあるかも…?

そういうわけで、私たちもお参りに向かったわけですが…
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「あれ?わたしは車で留守番?」

はい、まずはお参り前の腹ごしらえ♪
さすがにわんこは飲食店で同伴はできないから、ちょっとの間待っててね♪

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というわけで、今回は豪勢にウニ飯定食!

ついていた、サザエに壺焼きと焼きハマグリが嬉しかったので、
この後生ビールを注文したことは言うまでもない!
あ〜、車の相乗りでよかったな〜♪

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というわけで、お腹も膨れたのでいざお参り!
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この時ハナちゃんは、先ほどお話した犬預かり所で待機していたのですが、
私たちが鳥居をくぐってかしばらくの間は、
「キャオォ〜ン!キャオォォ〜〜ん!」
と、ずっとず〜っと、悲しそうな彼女の叫び声が聞こえておりました。

そういうわけで濡れた砂利を踏みしめながらお参りの道を進んでいくと、
二つ目の鳥居の手前で何やら物々しい雰囲気。
警察の人が通行止めをしていて、そこでみなさん足止めを食らっております。
これはいったい何ごとかと眺めておりますと…

「とんっ!とんっ!」

軽快な太鼓の音と共に、一人の宮司さんが出て来たかと思うと、
続いて物々しい行列が!
すると背後で「あの方池田厚子さんやん!天皇陛下のお姉さんや!」との声が!
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真ん中先頭の方がそうです。

帰宅後調べてみると、ちょうどこの日は五穀豊穣を願う「祈年祭」が行われる日でだったようでした。
だから池田厚子祭主がおられたのかのだな。
(なるほど、だから人出が多かったか…)

小雨降る森深い中、突然現れた平安時代の装束のこの行列は、
見ているとななんだか不思議で、まるで時間がそこだけ逆戻りしたかのような感じでした。



そういうわけえで、お参りを済ませた私たちは、ふたたび参道にあるお参り道をしばし散策。

で、私は道草ではなく、こういうものを食っておりました。
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大粒の牡蠣が3つで500円!

ぷりっぷりで最高にうまかった〜!

こんな感じでお土産などの買い物なども終えた後、フミさんとはここでお別れし車に乗って再び出発!

そして小一時間ほど走ったところで…
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「また〜? 留守番いやや〜!」

と、再度悲しい悲鳴のハナちゃんを置き去りに私たちは再び大きな鳥居をくぐりました。

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ありゃ!よく見たら鳥居でなくてネオンの門柱でしたね♪

ここは伊賀にある一乃湯という銭湯。
大正時代から続く古いお風呂屋さんで、雰囲気もすごくいい感じ!
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内部の古いままのつくりはもちろんですが、流れている音楽も懐かしいもの!
そしてまた、そこかしこに、懐かしいものが展示されております。
その多くは昭和初期のものが中心で、ちょっとした昭和のテーマパークのような感じ。
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無論お風呂の方も雰囲気はすごくよく、
大小の浴槽の他、黒いお湯の泡ぶろや、びりびり怖い電気風呂など結構楽しめます。
(桶が「ケロリン」で統一されているのもポイント高し!)

ですが、お客さんは地元の方がほとんどで、次から次へとどんどん人が入ってきて繁盛している様子。
これは非常に良いことですね。

無論これらは男湯の方ですが、やはり女湯も同じなのかな?
今度行ったら覗いてみるか?
φ(._*)☆\(−_−)

いやいや、決してスケベな気持ちではなく、純粋に状態が気になるだけだからね〜。
(=^^=)ゞ

ちなみに、古い銭湯らしく、男湯と女湯の脱衣所の仕切りが驚くほど低かったですが、
そこはそれ、ちゃんと壁などを追加してあり、どう頑張っても覗くことはできないようになっておりましたのでご安心を♪


気持よく温まった後は、やぱこれ!
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生乳100%使用の北川牛乳!(↓)
http://www.ict.ne.jp/~kitagawa/
こういう美味しい地牛乳に出会えるのも、また銭湯の楽しみの一つですね♪

ちなみにお手洗いは離れにあるのでいったん表に出ねばならないのですが、
そこでまたまた懐かしいものと再会!

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おおおおおお〜!
名前はなんと呼ぶのか知らないけれど、なんとも懐かしい手洗い器!

これ、小さい時家にあって、よく水を出して遊んだな〜。
(正式名所は、(つりちょうず)「吊り手水」もしくは「手洗いタンク」と呼ぶそうです)

あ〜、いいお湯でした♪

(*^人^*)
一乃湯
http://ichinoyuiga.com/


というわけでホコホコになった体で表に出ると、辺りはもう暗くなっており、そろそろ家路につく時間。
そういうわけで、ここでタダz−&ハナちゃんとお別れ!

そして夜の高速を一気に走り、無事大阪到着!
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お疲れ様でした〜!

今回も楽しくて美味しかった♪
皆さんどうもありがとね〜!
ヽ(^∀^)ノ

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【今回の参加者】

わし、しのやん、個人教授さん、ポニョさん、タダz−さん、ふみさん

で…
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というわけでお土産はこちらです。
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真珠貝の炊き込みご飯と、 伊勢釜飯!

(*^人^*)

この釜の容器、特に使い道は無いんだけれど、毎回嬉しいんだよな〜♪



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