174

第13回ハマー・ザ・サマー♪

愛してまぁ〜す!がとまらない!(後編)
〜和歌山県 白浜〜
(2014,09,09〜10)

さて、秋風の中、気持よくそして震えつつ走りながらも過去最速で白浜に到着した私たち。
ですので、睡眠時間も余裕たっぷり♪過去最長で寝ることができました。

そして朝日のまぶしさを、寝袋越しにやうやう感じ始めた頃…

「ひすさん、ひすさん!」

何やら夢の中で私を呼ぶ声。

「ん?誰ぇ?」

目ボケ眼で目を覚ますと、

「じゃ、僕帰りますんで!」

え?あ?ん!
そうだったそうだった!
かいせいさんはこの日昼までに大阪の門真まで行かれる用事があったので、
ここでとんぼ返りせねばならなかったのです。

お忙しい中、ここまでお付き合いくださりどうもありがとうございます。

愛してまぁ〜す!

というわけで、一夜明けるとさすがにあのきれいな月は無くなっていましたが、
その代わりに見事な太陽がこうして浜を照らします。

う〜〜〜〜ん、ものすっごく爽やかで気持ちのいい風だ!
最高にいい気分〜♪

でもさすがにこの機構では水が冷たすぎ泳ぐ気にもならないから、まずは目覚めのコーヒーで一服♪



こちらはポニョさんが持参してくださった新兵器!

沸かしたお湯を、こうしてパックに入れて待つこと3分。

ほら!
パックの中にはすでにフィルターとお豆がセットされているのでこれだけで美味しいレギュラーコーヒの出来上がり!
(本日のお豆は、ボリビアとエチオピアでした♪)

すごいな〜、美味いな〜、と喜びながらコーヒーを飲み海を眺めていたら。
なんとまあ!
この水の冷たさにもかかわらず元気に泳ぐ人々がちらほら!
そしてその中でもひときわ鮮やかな真っ赤なビキニのおねえちゃん!
だから当然人目を引くので私もぼ〜っと眺めていると、
ん・あの子外人さんじゃないか!
どこから来たんだろう?
まさか、ボリビア?エチオピア?
φ(._*)☆\(-_-)コーヒーか!

というわけで、突撃インタビュー!

「YOUはどこから?なにしに日本へ?」

「メキシコから、勉強に来ました♪」
「へ〜!それはえらい!で、そりゃそうと8時頃から泳いでて寒くなかった?」
「全然!めっちゃ爽やかで気持ちよかったです。」
「そうですか、ではぜひこのあとも日本をお楽しみください。」
「は〜い、ありがとうございます♪」
以上陽気で可愛いイディちゃんでした。

実は今年の白浜はやけに外国人観光客の方々の姿が多く、
聞けば海外の旅行雑誌にこの場所が乗ったとかどうだとか。
で、みなさn一様に浜に出ては服を脱ぎ元気に日光浴!

中には私たちの小さいバイクをしげしげと興味深そうに眺めては、
「オゥ!ナイスバイク!(ぐっ!)」
とサムアップ(いわゆる親指立ててのグッ!)してくださる方まで。

中でもオーストラリアから来られたこの方たちは、
日本でバイクを購入し、それに乗って全国あちこち旅されているとのこと。

「ホッカイドーも最高だったけど、ワカヤマも最高ゥ!」

こういってもらえると地元でもないけど嬉しいよね?
だから大きな声で、
「ありがとう〜!またどっかでね!愛してまぁ〜す!


てな感じで異文化交流を楽しんでいたら。


「こんにちは!」
タダz-がやって来ました。

彼はこう見えてもニンジャ(カワサキのビッグバイク)にこそ乗っていませんが伊賀もので、
早朝家を出て、今到着したのです。

で、さすが伊賀もの、

「え?泳がないんすか?実は僕も海パンもってきてなくて…

でも浮き輪はいつも持参してるんですよ!
わはははは!」

と、さすがは忍者の末裔、準備も怠らない!

てなわけで、タダz−も合流したことだし、私らは海ではなく、こちらに入りましょうか♪


カポ〜ン♪

そう、白浜はもちろんきれいな海が有名ですが、白浜といえばやっぱ温泉!
この海の見える温泉で、思う存分、ゆっくりまったりお湯を楽しみ、


その後は気持ちのいいデッキで海風を満喫♪

あ〜〜〜♪裸足最高!


本日の牛乳は「北海道酪農公社のまき場で飲む美味しさそのまま牛乳」

で、あんまりくつろいでいたら、浜風で足も冷えて寒くなってきたのでそろそろ出発!

バイクに乗って走り出すと、日差しを暖かくて気持ちいいと感じてしまったんで、
つくづく、ここ数週間の気候の変化にびっくり!

で、驚きつつも気持ちよい海風を楽しんでいたら…

キタ〜!


目の前にででんと大きな奇岩「円月島!」

というわけで、

いつものように記念撮影!

さ、次は…


喰え!

そう、気が付きゃお昼、美味しいものを食べましょう♪

ハマーの楽しみはやはりここ!

干物の「もとや」さんで美味しい以下の一夜干しをいただくのです!


こうして不思議な強火で焼く一夜干しはまさに絶品!
買って帰って家で焼いても絶対こんな感じで焼けないんですよね。


新製品のマグロコロッケとともにノンアルコールビールで♪
あ〜〜〜〜、最高!
ヽ(^∀^)ノ



その後、強めですが相変わらず気持ちのいい風を受け、最高の気分で海沿いを駆け抜けます。
行道も走っている道なのですが、行きとはまた違う気分で、
というか、これが行道に通ったものと同じ道とは信じられない!
夜と昼、全く違う顔を見せるからこそ、こちらの気持ちも楽しみ方も全く別物になっちゃうのですね。
うん、一粒で二度おいしいとはまさにこのこと!

やっぱこの道最高だ!

愛してまぁ〜す!

で、気が付くとあっという間に集合ポイントまで走ってしまっていたのは行道と同じ。


いつものお店でいつものカキ氷♪

あ〜、今年も美味しいかき氷を食べれて満足♪

さすがにちょっと熱くなり始めていたんで良いクールダウンでした。

さ、後は街中を通って帰るだけだ!

おっとその前に、
せっかくだからバイク仲間のなんはんちゃんのお店に顔を出していこう。
というわけで向かった先は…

こちらもとてもおいしい中華のお店!南国飯店!
それもそのはず、あのかいせいさんが元働いていたお店ですから。

あいにくなんはんちゃんはお留守でしたが…


あ!お店のマスコットキャラの「なんちゃん」がわかやま国体に正式に採用されてる!
和歌山版の新聞に取り上げられたのは、いつか見せてもらったけれど、
いつの間に全国デビューしたんだ!

というわけで、ただいまこのパンダのなんちゃんが和歌山で大ブレイク!
だからお店でも料理以外に、ピンバッジ、ステッカーなども販売し始めそれがまた大人気!
最近ではタヌキの「ちゃんぽん君」なる新キャラも登場し、その勢いはとどまるところを知りません!

で、それらのゆるキャラの生みの親こそが、なんはんちゃんの妹さんのこの方!

フェイスブックもやってまぁ〜す!」

というわけでお土産までいただいちゃいました。


(*^人^*) ありがとうございます。


さて、陽はまだ高いけど、帰宅する頃には低い西日になってることでしょう。

さ!出発!

後は大きな峠を越えればそこはもう大阪だ!
しかもその道は昔に比べたらすごく広く快適になっているので、
もうほんと、余裕のよっちゃん!

ほら!
こんなに走りやすいし!
ほら!
風もだんだんとひんやり気持ちよくなってきた!
ほら!
エンジンもまだ元気で!
元気、で…

元気で?

あれ?

ガス欠か?

いや、ガソリンはまだたっぷりあるぞ。

火花も…、ちゃんと飛んでるな。

試しに押し掛けしてみるか。

「ギャギャギャギャ!」

なんじゃ?!この聞いたことのないいやな音は!

一応プラフを引きぬきチェックすると火花は飛んでいるのだが、
プラフ穴から空気が全く出てこないので、どうもピストンが圧縮していない気がする…

というわけで…


「本日はここまで!」


なんということか、峠を目前に私のバイクは完全に動かなくなってしまったので、
ここでバイク屋さんの56君が引き上げに来てくれるまで待機する羽目になってしまったのです。

あ〜、あともうちょっとなのに!
「ここのところのんトラブルで物足りない。」などと言っていたのに、まさか自分がこうなるとは…

でもまあ考えれば、このタイミングで助かったかも?
昨晩のあの山の中でこうなっていたら、もう本当に命に係わる!
そしてまた、来月は四国〜広島遠征も考えているので、
万が一その時海の橋の上でなっていたら、もう本当にどうしようもなかったでしょうし。
ある意味、ここでなってくれて助かったというべきか…

おまけに止まったた場所が上り坂の途中だったんで、
またがってそのまま下まで降りて、コンビニで一服することができました。
これがもし大阪側に越えてしまっていたら、途中登り坂をいくつか越えねばならず、
また休めるお店も何もない山の中でしたから。
で、幸いにしてここは高速の出口のホン近く!
いや〜、つくづくついていたというべきですね。

そういうわけで、しばしコンビニで待機していたのですが、
遠方(京都)よりお越しのポニョさんには先に帰っていただいたのですが、
しょっち〜さんが、「まあまあまあ、急ぐこともないですから。」と、56君が来るまで一緒に待機に付き合ってくれました。

おかげで退屈することもなく、いろいろな話ができて良かったです。

しょっち〜さん、ありがとうね〜!
今度なんかおごらせて!

というわけで私のカブも無事ドナドナ♪

後は一気に高速をひた走り、


大阪に戻るともう暗くなっておりました。

ま、最後の最後にちょこっとあったけど、
こうして無事笑って家に帰れたのもみなさんのおかげ!

皆さ〜ん!

めっちゃ月がきれいで〜す!(漱石的な意味で)」


【追記】
前日訪れたきもとさのお店に、帰りも寄るつもりでしたが、
こんな感じで寄れなくなったのでその旨を連絡しようと電話をすると、
「緊急強制入院が決まり、本日で店を閉めることとなったよ。
良い友達でいてくれてありがとう。」
と涙声の電話。

すべてが瞬時に理解できたので、
「こちらこそ本当にありがとうございます。」
としか言えませんでした。

ああ、本当に月がきれいです!


【追記の追記】
昨日の夕方56君ちに顔をだし、一緒にカブのエンジンを少し開けて見てみたところ、
いきなり何やらいやな金属の削りかすが出てくるし、
キックは片手で押せるほどに圧縮は感じられないし…
まだ原因は不明ですが、最悪コンロッド折れちゃった?!
けっして無茶な回し方してなかったのに、こんな事ってあるんだな…



次へ

戻る

トップへ