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第1回裏原チャでGO!
 
無茶しませぅ!

〜和歌山 白浜〜

(2002年9月2〜3日)




短編(字が嫌いだけど話題についていきたい方へ)


 9月2日の晩に大阪を出て、noriさんとこーちゃんが見送ってくれる中、しょっちーとかいせさんと白浜まで行きました。

 白浜では温泉に入り水着の子を見たりてたら、時間になったので、途中昼寝やイカを食べたりしてたら家につきました。

 面白かったから、又行きたいです。




長編(暇をもてあましていて、自分の悪口が書いてないか気になる方へ)


 「最近ムチャなことしてないなあ〜」

 こんなメールのやり取りで「第1回裏原チャでGO!」は始まった。
 最初の目的地は「南紀白浜」、大阪からは往復400kmくらい、
まあ往復100kmまでのツーリングなら平気なんだから、気合を入れて晩から出たらいけるやろ。


 9月2日(月)

  そそくさと店を閉めて、ガーッと夕食をとり、デーッと着替えて、ホゲーッとしょっちー氏を待った。
  午後8時、約束の時間丁度に彼はnoriさんを引き連れてやってきた。
 「おっ?!それ原チャちゃうやん!」noriさんは「へへ!こないだチャンバー換えたったR1Z」できていた。

 「いえいえ、今日はお見送り、明日用事で出かけますねん。」

 「ふ〜ん、でどこまで来んの?」

 「和歌山」

 「で、明日どこまで行くの?」

 「白浜」

 聞けば、友人達とイカ釣りに行くとのこと、

 「ほな今一緒に来いや〜」

 「いえそれは…」

 2度手間でも友人達と一緒の車に乗り出かけるのだそうだ。(漢やね〜!)
 そんなこんなで出発は8時15分、まずは途中にあるこーちゃんのガレージによる約束だ。


 こーちゃんとこまでは臨海線をひた走り!
 言い忘れてましたが私は「放置車両を再生しかっこ良くしましたよゴリラ」、
しょちーは「知り合いの引越しの時に置いて行ったのを再生しましたよCB50」、
どちらも長距離には一抹も二抹も不安があります。

 案の定、まずCBが信号待ちのたびにエンスト、そして謎の白煙をエンジンより発生!!
続いてゴリラが謎の失速、エンスト!

幸いこーちゃんちは目と鼻の先、何とかごまかしながら到着!
(9時20分)


 こーちゃんの実家は喫茶店♪店内でマターリとくつろぎつつアイスコーヒーをいただく。
(9時22分)

 お代わりを頼むと水が出た。
(9時23分)


 ここでは、本当にゆっくりしてしまい「今からホントに白浜行くん?」と思い始めました。
(9時50分)


 こーちゃんが「間に合うんですか?」とやさしく言いながら、
目で(お前ら早よ出て行けよな〜!)っとすごむので気の弱い我々はやっと重い腰を上げた。
(限りなく10時)


 しかし、実はまだ出発しない!まず、こーちゃんのガレージでCBとゴリラのチェックをせねば!


 こーちゃんのガレージは彼の性格が良く出ていた。
工具がキチンと整理されている(マニアがコレクションを整理するがごとく)、
愛車には毛布とカバーが!(マニアがフィギィアをケースで保管するがごとく)、
ラジカセで音楽が流れている♪(マニアがを電波を流すがごとく)、
床には汚れ防止の敷物が敷いてある(マニアがおしめプレーでビニールシートを敷くがごとく)
…φ(._*)☆\(-_-)ええ加減にシナサイ!)

 まあ、とにかくマニアなこーちゃんのガレージで、とりあえず作業(内容は秘密)を終え。
こーちゃんの「音はすれども姿はなかなか見えぬ、ほんにおまえは○のような爆音モンキー」を仲間に入れて、
いやいや、いえ、いよいよ出発!
(10時50分頃?)


 「何?!こーちゃんの嘘つき!」

 たしか出る時彼は「ゆっくり行きますから!」そう言っていたはず、
なのに今は気を抜くと彼のモンキーのテールが見えなくなる!
 (ゆっくり行く…でも飛ばしてる…?!!そうか!やつは遅漏かっ!)

 そんなことを考えながら一路和歌山にあるかいせいさんのガレージへ。
 しかし、泉佐野を過ぎたらホンマ真っ暗やね!

 9月3日(火) 
 日付が変わり翌3日の午前0時ごろかいせいさんちに到着!
 ガレージを覗いてビクリー!

\(@.@)/「ケーターハム・スーパー7だ〜!」

 バイクしか知らない人は知らないだろうこの眼医者いや名車!
分かりやすく言うと「速くて、かっこいい、緑色の、トンボみたいな車」だ。
 それ以外にもガレージの中は素敵なおもちゃで溢れてる!!
 当然の成り行きとして記念撮影そしておくつろぎ〜♪
 ここで皆さんに聞きたい!小1時間ほどお尋ねしたい!

 「私たちはホントに白浜に行けるの〜?」


 ホントに重い腰をやっと上げたのがここで、かいせいさんの「慣らしってなんですか?
ボクはしませんよエイプ」と交代で見送りに来てくれていたnoriさんとこーちゃんが去っていきました。
 さよーなりー。(^o^)/~~~
(午前0時30分)


 和歌山市内から国道42号線をひたすら南へ、真っ暗なうえ、大型トラックが覆い
被さるように抜いていく!
 でも、信号があればまた追いつき、でまた追い越され…
 エンドレスかと思われた追い駆けっこが終わったのは1時間ほどの走行の後。
 休憩のため御坊のコンビニに寄りました。
(午前1時30分)

 そろそろ仮眠できる場所をさがさねば、私はコンビニの兄ちゃんに尋ねました。

 「この辺で寝れる道ない?」

 「?」

 「いや、道の真中で寝るんやのうて、道路脇のどっかでこうベンチとかないかな〜?」

 「う〜ん、ちょっと思いつきませんねえ。どこから来はったんですか?えっ?!大阪?あれで〜!」

 一緒に来るかと誘ったら「仕事がありますから。」と断られました。(当然かな!)
 コンビニの明かりに誘われて飛んでくる、数々の虫達(クワガタも!)に狂喜乱舞しているしょっちーにこーちゃんからメールが来ました。

 「なになに…今どこ?ってか…
よしよし‘駐車場‘っと」で送信。
 すぐに返信が…
 「ん?…だからどこの?ってか…‘ロー○ンの駐車場‘っと」
 こんなことをしていたら30分経ってました!
 よしっ!元気が出てきた!がんばるぞ!
(午前2時)


 こっからは仮眠場所を探しつつ走行です。素晴らしい動体視力を持つ、通称「鷹の目」と言われる私ですが夜はサッパリでした!
 で、結局かいせいさんが良い所を見つけてくれました♪
(午前3時)


 漁港の船置き場はちょうど良い具合に坂になっていて、又道路からも見えないので結構快適に眠りにつけたのですが…。
 「寒い!」9月とはいえ、明け方の海風は容赦なくメッシュジャケットを通り抜けてきます。
 耐えかねた私は、何か無いかと起き上がりました。そこで見たのは変な場所で、すやすや眠る怪しい二人、


記念に写真を撮るとしょっちーが目を醒ましました。
 「寒むないかい?」「せやな、寒いな〜」で、二人はゴミ捨て場からダンボールを拾って来て寝なおしました。
 簡易ダンボール布団は効果抜群!再び快適な眠りへと…

(午前4時頃)

 「ブロロロロ…」漁に出る船のエンジン音で目を醒まし、
あたりを見渡すと…、すでに夜は明け世間は動き出していました。
 明るい所で冷静に見ると、我々は怪しすぎます。
途中散歩途中のおじさんが(明らかに我々を見てから)Uターンをして帰っちゃったし、
対面の船の船長さんはさっきからずっとこっちを見ている…。
 「めし行きましょか〜」怪しい3人はそそくさと立ち去りましたとさ。
(午前6時)


 途中コンビニで軽く食事をとり、一行は一路白浜へ!
 早朝の国道はすいていて、トバせるトバせる!あっという間に白浜バイパスに。
ここは大きなバイクなら超快適な高架道路なんですが、われらチビ軍団にはひたすらガマンの道でした。


トラックのプレッシャーに怯えつつやっと白浜に到着!
(午前7時30分)


 白浜と言えば?…そう!温泉♪で、温泉と言えば…日本最古の歴史を誇る「崎ノ湯」。
 歴代天皇を始めとする歴史上の人々も訪れたと言う「崎ノ湯」!
 太平洋の荒波が洗う漢の温泉「崎ノ湯」!
 お湯がしょっぱくて、泡が立たない「崎ノ湯」!
 女湯が岩場から覗ける「崎ノ湯」!
 でもこっちも丸見え「崎ノ湯」!
 ついでに旅館や展望台からも丸見え「崎ノ湯」!
 そして何より、料金無料!!、さすがだ!「崎ノ湯」!
 で、われわれは早速「崎ノ湯」へ、途中でおじさんに道を尋ねると、

 「ん?8時からやで。」

 …?無人で24時間じゃないのか…。(゜_゜)
 後30分か…と思いながらも到着すれば、管理人さんと思わしきおっちゃんがいました。

 「8時から?」

 「せやけど、ええで。入りや」

 「ありがと!」

 で、石鹸を買っていよいよニューヨーク!
(午前7時30分)


 お湯は無色透明、が底は湯の花で乳白色に染まっています。
我々は旅の疲れを癒すべく、まずは右足から…

 「!?☆○×!!」 ((;゜Д゜)

 熱湯〜?!!!?、周りを見ればホースで水を注ぎお湯をうめている様子。
 その瞬間おっちゃんの言う「8時から」の意味を理解しました。
 (オユヲ ウメルト 8ジマデ カカルンヤ!)



 しかし、なれると案外入れるもので結構いいお湯でした。
(かいせいさんは猫体ゆえ熱いお湯には入れませんでした)
で、皆さん知ってました?人間てあんまり熱いと逆に冷たく感じるんですよ♪
 入浴中にお湯が動くと、冷たい水が当たるような錯覚に!
 そこでは色んな人とお話をしました、
中でも飛びぬけて変な人は和歌山市内から来た「えなりかずき」によく似た大学生。

 以下はその会話

 「どっからきたん?」

 「和歌山市です」

 「バイク?電車?」

 「いえ、自転車で…」

 「チャリ〜?!」

 「はい」

 「で、どこまで行くの?」

 「富士山に登ろうかと思いまして。」

 「ふ〜じ〜さ〜ん??」

 「そういえば、バイパスで抜いたチャリあったけど…君か?」

 「はい、抜かれました、カッコイイバイクですね。」

 われわれが抜いたのは、白浜のかなり手前。そこから来ていまここにいる…。
 (エナリカズキ オソルベシ!) ((;゜Д゜)ガクガクブルブル
 

 我々は、その後しばらく爽やかな「バイカー」と化し、いかにバイクが素晴らしい
かを力説、彼を啓蒙し温泉を出た。
(午前8時頃)
 

 湯上りの体にはやはり浜風が心地よい♪
 白良浜の木陰に腰をかけた一行は、ある一点を凝視していた。
 青い海、青い空、青いビキニ、そしてアホな3人
 白い浜辺、白い波、白い肌、そしてエロい3人
 途中こまったさんが、ポニーテールの女の子に声をかけるも、帰ってきたのは異国
の言葉!(アッチノヒトダッタノネ!) \(@.@)/



 一通り観賞を済ませた我々はバイカーらしく早速と浜辺を後にした!
(午前9時頃)



 その後、「円月島」「千畳敷」といった観光スポットをまわりましたが「千畳敷」ではオドロイタ!
 「あれあれ!」としょっちーが指差す先には、岩場の影でオイルを塗ってもらってるトップレスのオナゴー!
 我々は敵の死角に回り込みつつ前方へと…

 「???!!」「男やないけ〜!」 !!☆ヾ(`Д´*)

 しかし、男同士で人目を避けて、何故にオイルの塗りっこ?!
 ちょっと、こわかった〜!ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘ニゲローッッ
 もう一つ驚いたのは、落書きいや落彫りとでも言うか。
 千畳敷の岩場はやわらかく、簡単に字を彫れるのだが。もう当たり一面落彫りだらけ!
 しかも「プチラブしょっちー」みたいなやつばっか!(ホンマ馬鹿ばっか!)
 こういうのを見ると、自称右翼の私は「日本ももう後がないか…」と考えてしまいました。
 

 で、右翼と言えば戦艦やまと(?)
 かいせいさんの記憶では、この近くに凄く大きな「やまと」の模型があるらしい!
 「模型」と聞けばもう止まらない、しょっちー隊員は「出来のほどをみてやるぜっ!」といきまいてます。
 (彼の正体は鉄道模型屋の店長さんです) ( ̄b ̄)シーッ!!

 そしてたどり着いた先は、以前ゼロ戦を展示していた、日本でも珍しい戦争のテーマパーク「ゼロ・パーク」跡地前のホテルでした。
 ここのホテルは休館日にもかかわらず、怪しげな子の3人を快く入館させてくださり、
ゆっくりと模型を見せて下さいました。(白浜御苑さんどうもありがとうございました!) m(__;)m

 
 (ここでも色々と思うことが…。昨今戦争の悲惨さのみを強調し、
そのすべて(時代までをも)を「悪」とする風潮が蔓延しておりますが。そこに至るまでの過程、
その必然性、戦争に行った方々の気持ち、そしてなにより我々はその「結果」としての「現在」を享受していると言う事実、
これを忘れてはいけないのではないか。
戦争は悪いことだとは子供だって知っている、しかしなぜそうなったのか、はあまり教えられない。
日本だけだよそんな国は…)
以上は私の個人的な見解です。反対意見をお持ちの議論好きな方、酒飲んで一晩語り明かしませう。


 さて、帰りの行程を考えるとそろそろ帰路につかねば。一行は再びバイパスへと向かった。
(午前11時)


 行きと違い、帰りは明るくてしかも海側!景色がよく見える♪
 (着替えるサーファー姉ちゃんもいたりする!)
 程よく走ったところで、干物屋さんがありまして、そこに藤棚がありまして、ちょっと昼寝などをしたりしまして
、起きたらイカの一夜干しを食べたりいたしました。
このとき寝ぼける耳にファックスの音が!

「ぴ〜ひょろろ〜♪」

?な私が目を開けるとそこには「とんび」が!あれの鳴き声ってホントファックス音だよ!

 リフレッシュした後はひたすら北へ!
(午後1時)


 (後で聞きましたがnoriさんはこのときの我らを目撃していたとのこと、
さながらそれは「白昼に見えた三筋の流星」だったとのこと。) ( ̄+ー ̄)キラーン
  
 「なんでか、行きより帰りは速いな〜!」

 峠を苦労してやり過ごし、一服しているここは寂れたお土産屋。

 「途中ハーレやアメリカン軍団おったから手を上げたのに、無視しよったなあ。」

 「あいつらは自分のことバイカーって思って、わしらのことをなめてんやろ。」

 「だからハーレーは…」って俺ハーレー乗ってるし〜!

 ちょうどそこに、ハーレーのスポーツスターが通り過ぎようとしました。
 手を上げる我々、手を上げ応えるハーレー♪
 ん?見れば女性の方!

 「ええ人や。」
「うんええ人や。」
「うんええお尻や。」

どうしても3人いると落してしまうなあ〜。
 さ、行こ行こ!
(午後2時30分)

 実はそこから先はあまりよく覚えていません…
 途中、かいせいさんと分かれ、道に迷い、戻ったつもりが回り道、粉川のはずが泉南市…
 で、味も素っ気もない国道26号線をひた走り、家路に着いたのは夕方の6時!
 (皆さん道に迷ったと思ったら、見栄を捨てて引き返しましょう。修正なんてできません、泥沼です!)

 まあ、こんな調子で帰ってきましたがこのツーリング思ってたよりも楽でした!
 バイクのポジションが楽だったこと、休憩が多かったこと(休憩ばっかりかな?)、時間に余裕があったことなんかが大きな要因でしょうか。
 で、味をしめた我々は再び遠乗りを計画しております。
 気になる方は情報を逃さぬように!
 (そうそう、なにが笑ろたて、交通費!200km走ってスタンドで「ハイオク満タン!」…で¥350!やめられまへんわ!)




【富士山チャリ野郎からのハガキ】 

というわけで、このときこないだ白浜で会った「えなりかずき」君から後日ハガキが届きました。

内容は以下の通り。
 
 無事、頂上まで登れました!
途中尾鷲で道を間違えたり、海岸沿いの道が凄い坂で死にそうやったり、
ザザ降りの雨でTシャツを絞りながら伊勢参りをしたり、静岡に入り東海道を走ってたらチェーンの回りが悪くなり、
とうとう動かんくなってチャリ屋探してダッシュしたり、いろいろあったけどおもしろかったです。
今回は、わりあい人と話すこともあったりして、特に○○さんのトークは凄かったなあ、みならいたいです。
おくれましたが写真ありがとうございました。又会う日までごきげんよう。

 以上でした。…私が頼んだ女子大生の情報は?(・∀・)? あれ?




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