食べ物♪52


伊勢うどん


以前から仲間内で話題になっていた伊勢うどん。
果たして本当に不味いのか?
それならばなぜいつまでも名物足りえるのか?
そこで実際のところを現地まで調査しに行きました。

さてどうでしょうか?


さあ、出てきました!
普段食べなれているうどんの常識の外にあるうどん。
だしというより、つゆというより…
この黒さ、このとろみは「たれ」とよぶ方がしっくりします。
予備知識なしで対面したなら、必ず引いてしまいます。

では食べてみましょうか!
良く麺とタレがからむように混ぜ混ぜしますね♪


う〜ん!見事に真っ黒だ〜!

で、肝心のお味は?

!(・∀・)「意外にも普通だ!」

思ったほどの辛さもなく、ダシが効いていて…

!(・∀・)「これが飲めるんですよ〜!」

完全に飲み干すものも続出!
そうそう、いわゆるふやけたうどんと表現される麺の方は?
!(・∀・)「意外に伸びがあり、決してふやけてはいない」
そう、例えるならば暖かい葛きり。
(ブロスさんはグミと表現しておられました)
腰があるとか、ないとかの問題ではなく、
普段口にするうどんとは全く別の食べ物。
「なるほど、このタレにはこの麺なのか…」
そのように感じました。

で、結論!

!(・∀・)「決して不味くはない!」

諸手を上げて美味いとは言い難いが、
なるほど、ここの名物だけの事はある。
そう思わせるだけの美味さはある。
ここのところは好き嫌いもあるはずだが、絶対にだめだという人はそうそういないと思います。

しかしながら世間(大阪)一般での評価は低い。

その理由は簡単です。
普段自分たちが食べなれているうどんとの比較による評価ですから。
食べなれたものとそうでないもの、この二つの評価は、
考えるまでもなく、食べなれたものに軍配は上がります。
だから、大阪人が自分の好みに合うように、麺を作り、タレを変えてしまったならば、
恐らくは、きっと満足するうどんが出来上がるでしょう。
でもそれは絶対に美味い伊勢うどんなのではなく、
伊勢うどん風にアレンジされた大阪うどんなのです。

大阪と伊勢、近いようで遠い土地。
風土も違えば文化も違う。
当然食べ物の好みも違う。
目的とする好みが違うんですから、出来上がりの味、形態も当然違うはず。
ただ単に自分の頭の中の味と違うからといって敬遠していては損をします。
だって、食べてみれば分かりますよ!
その土地で愛されている食べ物には、それなりの理由がある。

私は先ず食べてみることをおすすめします。


今回訪れたお店

ちとせ
「伊勢うどん」の看板を最初にかかげた店
タレは極上のさしみ醤油を使い、
出汁を取る時間を合わせて3日間かけて仕上げる。

ちょっと甘口
見た目に反して飲めてしまうタレが面白い。
私は月見にしてみました。

【TEL】0596-28-3879
めん処 やまぐち
女将が一人で頑張るまろやかな味
出汁の素材も厳選している。

 甘くなく、ダシが効いている
めん処というだけあり、我々が行った時も
「○○製麺所」の方がお昼ご飯を食べていました。

【TEL】0596-25-4051

この二店ですら、味は大きく違いました。
ちなみに私はやまぐち派でしたが、他の人はちとせ派だったりと、
同行メンバーの好みもバラバラでした。

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