食べ物♪17

あぶり餅
かざりや&いち和(京都市北区紫野)

京都のとある神社(今宮神社)の参道に、もう700年以上の長きに渡ってライバル関係を続けているお店がある。
そのお店は参道をはさんで向かい、どちらも大きな声で客引きをしている。
そのお店というのは、
創業1000年になろうという“かざりや”と
創業700ウン十年になる“ いち和”の二軒のあぶり餅屋である。

ここで「あぶり餅」について簡単に説明すると、
一口大にちぎった餅を竹串の先につけ、黄な粉をまぶした後炭であぶり、
甘い白味噌たれをつけたもの。(製造風景
なんとなく、みたらし団子に似ているが、こちらは餅。
(一説にはみたらしのルーツとも…)

まず、ここを訪れた参拝者は、その香ばしい香りに惹かれるであろう、
そして次は、左右からの客引きの声に戸惑い、
決心し、一方に入った後はその背後に、恨めしそうな視線を感じるであろう。
そのプレッシャーに耐え切れずに、続けて向かいの店に入ったり、
家族で分かれて入る人たちも多いと聞く。
(実際私たち家族もそうでした。)

店に入ると、先ずお茶をすすめられます。
おぶをどうぞ。」
この言葉を聞くと、京都に来たな〜と実感できますね。
ほどなく運ばれてくる、あぶり餅は15本程度で一人前♪
一本々々が一口大なので軽く食べきれます。
お餅のおこげにミソだれがよく合います。
食べ終えたあと、再度急須からお茶を注ぎ一服♪
ほっとするお味です。

両店ともよく似たお味ですが、私的には「いち和」がおすすめ!
というのも実は…
こっちには面白いものが〜!
お姉さんの右奥の降り口分かる?
さてさて、ここはどこにつながっているんでしょうか?
とことこと降りていくと…
なんと!こんな感じ!
見上げたら、ワ〜イ!

じつはここ、井戸になってるんですよ♪
なんと!お店の客間の下に階段で下りていける井戸がある!
実際に降りていくと、数段下りるだけではっきりと気温が違う!
下に下りると、息が白くなってました。
そして、手を水に浸すと、冷た〜い!

お店の人の話では、この井戸水を使うのが美味しいさの秘訣こと!

場所はここ!



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