バイク&車など42

【C105復活計画 その11】
エンジン起動!公道復帰!


さて、無事エンジンが組みあがり、キャブもマフラーも装着でき、
オイルもしのやんが買ってきてくれたので、無事規定量を入れれたし、
さあ後はガソリン入れてエンジンをかけてみるだけ!

っと、その前にキックを踏んで火花が飛ぶかどうかチェック、チェック♪
エンジンからプラグを外し、アースしながらキック、キック!
……?
あれ、全く火花が飛んでいない?!
もしや配線ミス?
そこで各配線をチェックし、念のため、接合部分の導通もあわせてチェック。
うむ、いけてるな…

ということは、コイル?
そこで抵抗値を計ると、なんだかいけてるっぽい。
すると、もっと根元?



そこでエンジンのカバーを外し、まずはポイント調整。
ここは接点の開け閉めにより、点火に必要な電気を通したりタイミングを決めたりする部分。
(左図赤丸部分)
う〜ん、接点もきれいし、タイミングも合っているよな…
そこで次に疑ってかかったのは、コンデンサ。(左図黄色丸部分)

これは電圧を点火に必要な高さにまで一気に引き上げるためのもの。
これのチェックは、外殻と配線の抵抗値でチェックするのですが、
どうもイマイチよく分からない…
(聞けばコンデンサ専用のテスタが必要とか)

そこで、またもや裏庭からジャンクのエンジを引っ張り出してみると、
ちょうど、外したコンデンサが♪(左図黄色丸)

そこで同じようにテスタを当ててみると…
おや?
明らかに数値が違う。(かなり上)
ということは、やっぱ今ついているのは不良なのか?
で、試しにこれを交換してみようと思ったのですが…

あかん!

やっぱ専用工具(プーラー)がないとナットが緩まん!
というわけで、本日はここまで。

さて、どうしたもんか…
いっそ工具買うか?
さて、前回火花で悩みコンデサを交換しようかと思っていたのですが、
すると56君からこういうご指摘をいただきました。

@スイッチや配線はどう?
Aポイントの確認をもう一度。
Bその後にコイルを疑いましょう。

というのも、コンデンサの役割は、高回転時に火花を飛ばす際、
ポイントにかかる悲嘆を軽減させるためのものなので、
その役割としては主に高回転域での働き。
だから、今回のようにキックで火花が飛ばなかったり、、
低回転時やアイドリング時に発火が不安定な場合はポイントが一番怪しいとのこと。
なるほど…
そこで今朝、まずは配線を直結しスイッチの確認。
もしスイッチの不良ならばここで火花が飛ぶはず。
でも相変わらず火花が飛ばないということは、ここはあっている。

じゃあ次はポイント。(左図a)
前回目視で確認したつもりだけれども、なんせ私は立派な老眼!
メガネをかけても信用しきれないよね〜。
そこで、初心に戻りポイントのすきま(左図ピンク部分)に切った葉書きを差し込んで、
クリアランスを確認します。
ん?ややキツキツか?
そこで、ドライバー片手に再びポイントいじり。
隙間を開けすぎたり、閉じすぎたり、
全身から汗が噴出してきた頃、ちょうど良い間隔になったと思ったので、
そこで固定し、気持ち接点を軽く紙やすりで整え、ねんのため脱脂。
そして、おもむろにキック!

(・∀・)「やった〜!」

きれいな火花が見事に飛びました!
こうして無事火花が飛んだエンジン、早速始動させてみようと燃料を入れキック!
あれ?かからない…

プラグをぬいてみると先っちょが濡れているから燃料は来ている、
火花も飛んでいるし、圧縮も十分…
ということは、どこかでいらん空気(二次エア)を吸っている?
(余分な空気が入るとガスが薄くなりエンジンがかかりません)
だから、ガスケットをカッターで切り出して一番怪しそうな場所にセット。
そしてキック!
ボッボボボ…
お!なんかかかる気配!
その後、よりキックが踏み込めるようにレバーの位置を変えたりして試すこと数回。
「やった〜!」ヽ(^∀^)ノ
見事エンジンが息を吹き返しました!
(動画はこちら

思えばこのエンジンがこうして動き出すのは何年ぶりなんでしょ?
はっきりとは言えませんが、車体の状況や走行距離から見て、
おそらくは40〜30年ぶりくらいではないでしょうか?
そう思うと、エンジンも喜びながら思いっきり伸びをしている感じがして
見ていて嬉しいです。

でも音がちょっと大きいな…
キャブ調整がまだなのでアイドリングが高めなのを差っ引いても、排気音がうるさい。
そうか!ディフェーザー(消音機)をまだ入れてなかった!
実は、今回入手した消音機がマフラーの長さと微妙に違うため、
未だに装着できていなかったのです。
カットは簡単なんですが、溶接がね…
(赤丸の部分が長すぎる部分)
また、個人教授さんにお願いしよう!
(*^人^*)

ちなみにディフェーザーを突っ込むとこんな感じ。(こちらの動画

とか言っていたら、早々に個人教授さんが来てくれて…
「これ、長すぎるのと違って、多分先っちょが引っかかってるだけちゃうかな?」
そういうとかなづち片手にトンテンカン!
そして見事装着できました!
(*^人^*) いつもありがとうございます!

でも実は始動性がまだまだ悪いんです。
というのもキャブがオーバフローを起こしてるから。
さて、しばらくはその原因究明と対策か…
フロートにヒビでも入っているんかな?
そういう地味な作業は一番嫌いなんですよね。

とか言っていたら… part2
どうもキャブ内部の細部のすりあわせが悪かったみたいで、
研磨とガスケット追加で漏れは収まりました。
それでもまだ、かかりが悪いの、二次エアを吸い込んでいそうな部分を再度チェック!
おかげで普通にエンジンがかかるようになりました!
(=^^=)ゞ
さて、梅雨時から始まったカブいじりもいよいよ大詰め。
昨晩はチェーンを装着し、もうこれで自走できる状態になりました。
また、エンジンの方もキャブ調整などで始動性もよくなったので、
本日レストア後初めて公道に出てみました。
動画はこちら!
いつものカブとシフトパターンが違うのでやや戸惑いましたが、
いざ走り出せば何とかなるもんで、結構機嫌よく飛ばせました。
広い道では、アクセルを全開にしてみて吹けあがりをチェック。
うんうん、思ったより伸びもよく、結構回る!
これ意外に速いんじゃね?
でも、メーターを見るとやはりそれなりの速度なんで、
大き目の排気音と車体の小ささが、体感速度を速く感じさせるんでしょうね。

うん、これはすごく面白い!

さあ、後は細部を煮詰めてレッグシールドを取り付ければ完成です。
近所の公園にて一服。

きれいな秋空と木々の緑に映えてきれいだね〜♪
やっぱシートとスタンドを赤にしてよかったな〜♪



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