番外編・ありがとうバハ！
早朝の林道
聞こえるのはエンジン音と小枝を踏む音
木陰と、日向が微妙に混ざり合う場所が私のお気に入りだった。
そこで、わざわざお湯を沸かしてコーヒーを入れる。
ポットのお湯でも、いいわけなんだけれども、
「お湯を沸かす」楽しみがない。
そう、同じこと
ここにわざわざ、凸凹の獣道を走り、
ぬかるみに足元を救われ、
大きな岩に突き上げられながら、
そうしてやってきたこの場所も、
そんなに見晴らしが良いわけではない。
でも、
そこまでしてここに来る楽しみは、ほかでは決して得られない。
だからこそ、
眠い目をこすり、まだ星の残っている真っ暗な山の中
たった一人で入って行った。
お湯の沸く頃には、もう当たりは静かになっていて、
鳥の声や､風の音が聞こえている。
ゆっくりと、コーヒー豆にお湯を注ぎながら、
あたりに漂う香りを楽しむ。
そしておもむろにカップに口を近づける。
正にその瞬間！
カップの中には、今までの道がなだれ込み、
最高の味わいを私に与えてくれる。
最高の喜びをくれた、山と木と太陽とコーヒーと、
そして
私を連れてきてくれた
BAJAに感謝＆乾杯！
長い間ありがとう。
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| 先日とあるバイクと入れ替えに、 ９年間乗りつづけていたバハを手放しました。 かなり悩んだわけですが、 近場の林道もことごとく遊歩道となり、 走れる場所がドンドン減ってきてしまってきていましたから。 最近では、もっぱら映画を見に行ったり、 食事に出かけたりする時の、お出かけバイクと化していました。 でも、 またいつか林道を元気に攻める機会があれば、 ヤッパリ相方は、このバイクがいいですね〜♪ |
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