おもちゃ39
続・自作アルコールバーナー
〜目指せチムニー効果!〜
チムチムニ〜♪
チムチムニ〜♪
チムチムチェリ〜♪
「チェリ〜ブロッサムやぁ〜!」
というわけで、今朝の散歩道は桜の花がきれいに咲いておりました。
こんにちはみなさん、さていきなりですが、
チムチムチェリーといえば、「チムニー効果」というものをご存知ですか?
日本語で言うと「煙突効果」というもので、
筒状のものの内側と外部で温度差があると、温度と空気密度の関係で、
筒の内部で空気が下から入り、上から逃げていくという循環運動が起こることをそう言います。
だから部屋の屋根に煙突をつけ窓を開ければ、常にフレッシュな空気を取り込めるのです。
で、それを利用した代表がまさに煙突。
あれは煙を逃がすためではなく、本来は、常にフレッシュな空気を取り込み燃焼を促進させるためのものなのです。
で、実はその効果を利用した調理器具がありまして、
それを利用すると、同じ火種でも効率よく燃焼し、段違いの火力を得ることができるのです。
というわけで…
早速作っちゃいました。
(=^^=)ゞ
材料はこれだけ。
左、ステンレス製流しのごみ受け、右、アルミ製味噌溶きの柄を外したもの。
(無論どちらも100均入手です。)
この素材の違いにもちゃんと意味があるのですよ!
その理由は後ほど。
これをこのように組み合わせ、中にバーナーをセットします。
すると、重なった部分の穴がふさがれその部分は風防になると同時に、
熱伝導の良いアルミはすぐに熱せられ、
バーナー室の温度をどんどん上げ、気化を促進し、結果燃焼効率が大幅にアップ!
また下側のステンレスは、反対に熱伝導が悪いので、
上部との温度差から、さらにフレッシュな空気を取り込もうとするため、空気循環も促進され、
結果燃焼効率もさらにアップ!
(また、ステンはそんなに熱くならないので、下敷きは不要だし、緊急時には手で持って移動できそう。)
とまあ、理屈ではそうなるはずなんですが、
さて実際は?
というわけでさっそく実験!
ふむふむ、予想通りよく燃えて、サイドからの炎の立ち上がりも早いぞ!
そこで、お鍋を乗っけてみたのですが…
なんじゃこりゃ〜!?
効率が良すぎるのか、加熱され過ぎバーナーが熱暴走!
確かに火力はすさまじいが、
炎がすごい勢いで立ち上がってしまい、制御不能なうえ、燃費が悪い!
これでは危なくて使えない。
う〜ん…
でも考え方は間違ってないよな?
要は、もう少し火力の小さなものならええんだ。
そこで今度は、一回り小さなバーナーで実験。
先ほどは250mlのビールの空き缶バーナー(径53)でしたが、
今度は100mlのウコンの力の空き缶で作ったバーナー(径45)を入れてみました。
すると…
お!立ち上がりも速く、鍋を乗っけても理想的な炎の広がり!
そしてなんと、鍋を乗っけたった2分で、
ぐつぐつと沸き立っている!
すごい!
前回実験した時には、5分かかったのに!
(しかもここまで完全沸騰ではなかった)
ちなみに、使用燃料は前回も、今回も20CC。
ということは、2倍強の効率?!
やった〜!
予想以上の結果に大喜びの私です。
なるほど、こういうのは火力の大きさとのバランスが大切なんだな。
でもそうなると、携行するために小型化しようとしたら、
バーナーもどんどん小さく作らねばならないわけで、
結果燃料容量が減るので、燃焼時間が短くなるよな。
ということになると、現実問題今回の組み合わせがベストかもしれない。
(20CCの燃料で4分ほど燃えたので、満タンにすれば10分近くは行けそうな感じ?)
というわけで、早速持ち運べるように考えてみました。
どう?
またもや気持ちよく収納できてるでしょ?
ちなみこれだけのものが入ってます。
下側左から
チムニーキット本体(下側、上側)、バーナー
収納容器兼お鍋、消火ブタ、燃料(50t )、
カップ2つ(ステン製なので直火OK!)
さらに、適当な長さの鉄棒2本入れておけば、
サイズに合わないお鍋の時に、本体上部の穴に差し込んでゴトクとして使用できるな。
前回の野点セットより沸く時間は早くなりそうだけど、
ちょっとかさばるのが玉に瑕。
う~ん、どちらを持ち出すか悩むな〜。
ちなみにこの容器は、毎度おなじみ100均のてんぷら油受け。
これ便利なんで買い占めるか?
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