自分用の大きなアンプが欲しかったのです。
当時は放課後学校の教室で練習していたのですが、
これは重くて大きいので、さすがに通学のたびに持って行くことはできませんでした。
ですので普段は教室に置きっぱなしにしていました。
その後学校で練習することがなくなったときに家にもって帰ってみて…
「なんてでかくてじゃまなんだ!!」(・∀・)
ただでさえ狭い我が家、このアンプは玄関の土間にしばらくの間追いやられました。
さて、そのあと…
あれは忘れもしない昭和57年8月、大阪に豪雨が降って初めて大和川に洪水警報が出ました。
上流ではついに堤防が決壊!
無論私の家も、近所の川が溢れ床下浸水!
あと5センチ水位が上がれば床上浸水!
玄関口で定規を片手に水位を測る私の目にふと入ってきたのは…
「水没しているギターアンプ!」!(・∀・)
をいをいをい!
とはいえ、今はそれどころではない!
ぎゃあぎゃあ大騒ぎしていると、幸い水位が徐々に下がり
(おそらく上流での決壊部分に水が行ったのでしょう。)
何とか安心できる水位まで下がってくれました。
後日、水が完全に引いてから、あちこちを消毒したりして一通り作業が終わってから…
「あ!アンプはどうなった?!」
見れば、スピーカー部分は完全に水没したようで、中に水が残っております。
(チラリと見えるスピーカーの所まで水浸しになっておりました。)
でも基盤部分は上部にあったのでその部分は幸い水没を免れた様子。
早速電気を入れて試してみたかったのですが、水気があれば何が起こるかわからない。
そういうわけで2週間ほど陰干しした後通電してみました。
結果は…
「いきてる!」ヽ(^∀^)ノ
そういうわけで、あれから24年たった今でも元気に気持ちの良い音を出してくれております。
なぜか、今は80年代のころの国産楽器類が「ジャパニーズビンテージ」ともてはやされているようですが、
今ならこのアンプも人気あるのかな?
試しに音を聴いてみてください。
懐かしい、深みのある良い感じの音がするかもよ?
ほら!
懐かしい、あの80年代の香りが!
香り?
におい?
・・・・・・
ヽ(・∀・)ノ 「うは〜!川のにおいだ〜!」
φ(._*)☆\(-_-)「においなどしない!」