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〜キャバ襲撃事件〜

最近このプードル警察管内で、
ひんぱんにキャバリアのななちゃんがいじめられるという事件が相次ぎ、
ここに「キャバ嬢襲撃事件捜査本部」がおかれることとなった。



「やられた〜!」


捜査に当たったのは、ベテラン刑事のダイちゃんと、新人刑事の黒にゃんコンビ。
立ち止まってはじっくり考えるダイちゃんと、
考える前に走り出す、機動力命の黒にゃん、
この対照的なコンビは、みごとなコンビネーションで瞬く間に容疑者を絞り込んだのです。

その容疑者とは茶色プードルのチップと、黒プードルのモコ、それに白ボロネーゼのピーコ。
全員メス。


「容疑者も被害者も全員女性か、すると男関係によるトラブルですかね?」

「え〜と、チップは男勝りで男性に興味はなし…、モコはおばあさんで色気より食い気のようですにゃ。」

「ピーコはどうですか?」

「え〜っと、白プーのポチ君に熱をあげているようですにゃ。」

「よし、ではそのポチ君の周辺を洗いましょう!」

「了解だにゃ!」


 〜数日後〜


「分かったにゃ〜!どうもピーコが怪しいですにゃ。」

「どういうことですか?」

「例のポチ君は、どうもななちゃんがお気に入りで、かなりしつこくアタックしていたようですにゃ。」

「なるほど…、ということは嫉妬による犯行ですかね…。」

「女は怖いにゃぁ〜。」

「でもそうなるとやっかいですね。」

「なにがにゃ?」

「動機が嫉妬だと、捕まえても、いずれまた犯行を繰り返しますよ。」

「それは困ったことですにゃ。」

「ちゃんと足を洗ってくれればいんですがね…」

「では、とりあえず、ピーコの身柄を押さえますにゃ!」

「いや、待ってください。ピーコは逮捕せず泳がしましょう。」

「え?どういうことにゃ?」

「つまり、そのまま表を散歩させましょう。」

「え?いいんにゃ?逮捕せず散歩に行かすにゃんて?どうしてにゃ?」

「ピーコはボロネーゼ、つまり室内犬だから…」

「室内犬だから?」

「散歩のあとは、きっと足を洗ってくれるでしょう。」

「にゃるほど!」



次回に続く   かも?




【解説】
うちの家には当時9匹のわんこがいまして、
その中にオスメス入り混じっていると、
この文章で書いたように、ややこしい関係が生まれてくるのです。
(人間と同じですね)

ちなみに、こういうの気持ちの向きを矢印で示すと下のようになります。
ピーコ→ぽち→なな→だいちゃん(特に無し)
なんとまあ、見事にすべて一方通行!
(=^^=)ゞ

そうそう、画像のななちゃんはお昼寝中の様子なのでご心配なく。
この子は眼窩が浅く、小さいときから目を完全に閉じれないので、
寝ておるときもこのように目を開けています。
だから毎日定期的に目薬を入れないといけません。
でも暴れずちゃんと目薬を我慢するよい子なんです。




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