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絵本

あぶらすまし


ななは散歩にでかけました。

雨が降ってきましたが、

蓑(みの)のような被毛をまとっているから平気です。

すると後ろでなにやら声が…

「あっ!ほら!あれ妖怪…!」


「誰が、妖怪あぶらすましやんねん!」

(でも確かに、隠れて油っ濃いものをねぶっています)


参考(あぶらすまし)

油を盗んだ人間の霊が化けたもの。
すました顔をしている。




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