15 絵本
〜ななのミルク〜
ななちゃんはミルクが大好き。
いつも嬉しくて、嬉しくて目を細めながらなめてゆきます♪
でも、悲しいことにミルクはすぐになくなります。
どうしてだろう?
ななはミルクがなくならないように、
じっと見張りながら舐めてみます。
ああっ!
なんてこと!
見る見るうちにミルクは減ってゆきます!
ななは悲しくなりました。
悲しくて悲しくて、
舌の動きがもっと、もっと速くなります!
すると、さらに、どんどん、どんどん
ミルクが減ってゆきます!
ななは悲しくて泣きました!
すると、大きなおめめからポロポロと涙がこぼれおちてゆきました。
そしてこぼれた涙はミルク入れの中にはいって行きます。
ちゃぽん、ちゃぽん♪
あれれ?
その音を耳にしたななは目を開けました!
するとどうでしょう!
いつの間にか器の中のミルクが増えているではないですか!
ななは大喜びでペロペロなめました。
(う〜ん、でもちょっとしょっぱいな・・・・)
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