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番外編

秘密作戦(運がいいのか悪いのか…)
 
〜in大阪〜

(2005,3,22)


え〜っと…

某岐阜県と某愛知県から、
お客さんが来られることとなりました。

用件は秘密なのですが、
私は道案内の重任を任せられ、
メッサーで水先案内をすることとなったのです。

で、ご褒美にメサーの診断をしてもらい、部品をいただけるのです。
♪(((*^ω^*)))♪「運がいいな〜♪」

待ち合わせ場所は、西名阪自動車道 香芝サービスエリア。

少し早めに家を出た私、私の愛車メッサー君は至って快調♪
気分よくいつもの道を…
そしてバイパスの上り坂に差し掛かったとたん…

ぷすぷすぷす…

?(・∀・)?「ガス欠?おかしいな?」

あわてて振り返ると後続車はなし!
(運がいいのか?)

意を決して、飛び降りて、頂上まで押し上げました。
下り坂を利用してエンジンスタート、
そのまま高速の乗り口まで。

さて、そこでチェックです。
先ずはキャブ本体。

おや?てっぺんのフタが緩んでるぞ?
なるほどここからエアを吸ったんだな・・
締めて見てエンジン始動、
するとアイドリングも落ち着いているし、6千まで軽く吹けあがります。
「原因はこれだったのだな!」

さあ、時間は余裕はあるが早めに着こう!
そう思い颯爽と走り出します。

1速→2速→3速
坂路を気持ちよく駆け上がります、
そして合流、よし4速♪

ぷすぷすぷす…

?(・∀・)?「WHY?」

またもや先ほどと同じ症状!
既に大和川の上まで来てしまっています。
しかたなく、路肩に停車してフードを開けます。

満タンなのにこの症状…
「燃料?電気?」
とは言うものの。ここでホースは調べれません。
とりあえず、ポントを確認。
接点は綺麗で、ギャップも正常、ためしにエンジンをかけると綺麗に動いています。
次はキャブ、メイン、スロー各ジェットを分解清掃。
フロートの確認、ニードルの確認。
すべておえました。

さあどうだ?

エンジンは一発始動、やはり軽く吹けあがってゆきます。
ここでしばし悩みました。
この先の出口まで2〜3キロ
待ち合わせ場所まで7キロ
バックして降りるのに1キロ弱…

一応今から落ち合う謎の人たちに電話でその旨を連絡。

結局前に進みました。

今度は何となく気持ちが悪いので回転をあげずに走りました。
3千までで走ると、不都合なく走れます。
気がつけば目的地まであと4Km

「これなら待ち合わせの場所までいけるかも?」

しかし緩やかなのぼりに差し掛かると…

ぷすぷすぷす…

<(T∇T)>「なんでじゃ〜!」

ここでもう一度電話。

「遅れるかもしれません!」

気休めに燃料タンクを揺さぶったり、フタを外してみたりして。
あれ?
またエンジンかかるわ!

でゆっくり走り出します…

目前に柏原の出口が見えます、香芝までもう少し!
でもこの先は2つのトンネル!
思案していると。

ぷすぷす…

<(T∇T)>「お〜まいが〜!」

と、ここで電話が…

謎の人たち 「もしもし?いまどこ?」
わたし 「うんとね、今道で止まってるの。そちらはどこ?」
謎の人たち 「ん〜と、柏原の料金所」
わたし 「あっ!ぼくもそこのそば!」
謎の人たち 「どれ?おっ!見えた見えた!」
わたし 「えっ!どれどれ?わ〜い!来た〜!」

そういうわけで、柏原で降り合流できました。


トンネルにはいる前に止まってくれたおかげで合流できたのですが、
さて、運がいいのか悪いのか…



さて、ここで問題!

不調なメッサーに乗りながら私はなぜ合流することにこだわったのでしょうか?




こたえは…








はいこれ!

前方の車、分かります?

謎の人たちは、積車でやって来ていたのです!

しかも乗り込んでいるのはスーパーメカニック!

ですので合流さえできれば、

あとは何とかなるのでした!

♪(((*^ω^*)))♪「運がいいな〜♪」

さて!



なぞの人Aさん、Bさんと合流し、
強気になった私はメッサーに乗る気マンマンです!

最強メカニックコンビABさんの手を借りて、
コック、とホースを分解!

ここでコックのガスケットが変形しかみこんでいるのを発見!
しかしあいにく、代用できるものがない!
このままだとガスがダダ漏れ!

さあどうする?
こたえ

せっけんで代用しました。
なんと上手い具合に目の前にレモンせっけんがありました!

!(・∀・)「運がいいぞ〜!」

なぞの人Bさんが、嬉々として作業をしてくださっています。
のとすさん(仮名)に似ていますが別人さんです。(多分)

分かります。
私にも経験がありますから…

!(・∀・)「人のトラブルって楽しいんですよね」
φ(._*)☆\(−_−)「恩知らず!」
わかります?
矢印の部分がせっけんです。

これでシ−ルもばっちり!
ガスも綺麗に流れる!

!(^◇^)ノ!「よ〜し!走るぞ〜!」
すん♪すん♪す〜ん♪
やっぱ高速は快適だな〜♪

…って、

何で某のとすさんに似ている人が乗ってるの?
っていうか、
何で積車に乗ってるの?

はい!

皆さんのご期待通り症状は治りませんでした!

潔くあきらめメッサー君は家路につきました。


注、積載は高速道路上でしてはいけないので別の場所でしました。
そして! メッサーをしまい身軽になった私は、
ともに積車に乗り込みました。
こうして、トラック野郎秘密大作戦が始まりました。

さて、その秘密作戦とは何か?

実はあるブツの引き受けなのです!
で、そのブツとはAさんのもの!

しかし、このことは内緒なのです。
ですので私も誰にも言っていません。
今後も言わないつもりです。

!(・∀・)「だから言わずにここに書きました!」

Aさん!わたしが口が堅くて
運が良かったね!
さあこれが問題のブツだ! 川沿いの倉庫の一角。
携帯電話を片手のAさん
そして、周りを見渡すサングラスのBさん、

うっほっほ♪

怪しさ満点だ〜♪
写真左より、
ブツを慎重にチェックし終わり満足げなAさん。
引き上げの準備に余念のないBさん。
そして、
ガレージの中身をそっくり差し出してくれた奇特な取引相手様
(サービス満点の方でついてましたね!)

なお、Aさんの姿が、
某所の、メッサーシュミットのスペシャリスト、
3輪のブラックジャックともよばれる、
伊藤さん(仮名)にも見えますが、
多分それは気のせいです。
秘密作戦が無事終了し、
われわれは、インド料理とタコヤキで祝宴を終えました。

「イエ〜イ!♪」

さて、
今回奇特にも最後まで読んで下さった皆さんには
本当に「?」だったでしょ?

本当はもっと分かりやすく書きたいんですが、
何せ秘密作戦なのです!

決して、奥方に内緒で、
オークションで
購入した車を
引き取りに来たわけではないのです!

「!(・∀・)ほんま!ちゃうねんで〜!」



ところで!

私のメッサーですが、車の中で話をしておいて、

「多分電気系、特にコイルが怪しいんでないかい?」

との推論に達しました。

そういや以前のドリラの症状と酷似しているな…

部品調達が難儀だな…

ん?

あれれ?

この新品の電装ユニットは何だぁ〜?

そういや15年程前に買っていた…


運がいいのか悪いのか…

ヤレヤレ ┐(´-`)┌ マイッタネ



【参考】

古い車輌では、バッテリー充電時にアースをつないだまま充電すると
回路に過分な電流が流れ、
コイルや、コンデンサを痛めることがあります。

(56君談)

!(・∀・)「まさに俺じゃん!」


つまり…


自業自得?

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