「虹の橋」 天国に渡るすぐ手前、 「虹の橋」、そう呼ばれる場所がある 生前可愛がられていたペット達は、 みなその「虹の橋」のたもとに集う なだらかな丘が、草原が広がり 互いに、走り、じゃれあえる 飢える事も、渇くこともなく 陽は優しく注ぎ、 誰もがみな暖かく快適に過ごせる 老い、病んでいた者たちは活力を取り戻し 失った手足までもが再び強く蘇る そう、 夢のような 楽しかった、あの日々のように すべては満ち足りて、幸せに暮らせる たった一つを除いては… 「あなたがいなくて寂しい…」 誰もが、大切な誰かを残してきてしまっているから 今も、彼らはともに走り、そして遊んでいる しかし ある日突然その時がやってくる 彼らの中の一匹が、突然足を止め、遠くを見つめる その目はキラキラと輝き 体は喜びに震える 突然、群れから離れた彼は 矢となって飛ぶように草原を駆け抜ける 速く、もっと速く! 「見つけた!」「見つかった!」 最愛のあなたと彼が再び出会った これが最後の再会、もう二度と離れることはない あなたの顔全体に彼のキッスが 彼の体中にあなたの掌が やがてその掌は その最愛の頭を抱きしめる そして あなたは その瞳を再び見つめる ずいぶん長い間無くしていた しかし、決して忘れることのなかった 信頼に満ちたその瞳を そして あなたは虹の橋を渡る 彼とともに… ********************************************************************* (原文☆作者不詳・日本語意訳☆ひす!) 原文はこれです。 |